冨安健洋「アーセナルの練習は最先端」 実感したレベルの高さを伝える意義とは

西日本スポーツ

 サッカー日本代表のDF冨安健洋(23)=アーセナル=が24日、自身が所属したJ1アビスパ福岡の下部組織の選手を指導した後、会見を行った。

 冨安は、アーセナルでの日常的なトレーニングについて「最先端だなと感じる。アルテタ監督は頭がいい。戦術的な要素のトレーニングもやるし、データを基にメニューをつくったりする」と振り返った。各国の代表クラスがそろうレベルの高いチームメートとともに、現代サッカーのトレンドを学んでいる。

 その経験をどう日本サッカー界に還元するか-。冨安が選んだのは、自らが「指導者」となって後輩に伝えることだった。「自分が引退してから教えても、時代遅れになっているかもしれない。現役で学んでいることをそのまま教えることで、現代サッカーを伝えることができると思った」と思いを明かした。

 半年前に考案し、ロンドンから福岡のスタッフとオンラインでミーティングを繰り返し、3日間の練習メニューを提案した。「かなりハードルの高い要求もした」という内容だったが、毎日の練習終了後には選手による質問の行列ができたという。冨安は一人一人の疑問に回答し、成長を促した。

 冨安は、これまでも子どもたちや若い世代に提供できることを模索していた。その思いを一つの形にしたのが、今回の企画だった。海外でプレーするサッカー選手にとって、この時期は貴重なオフ期間だが、午前中は自らのトレーニングに取り組み、練習の準備をして、後輩の指導に全力を注いだ。

 「もし、現在はチームの中心になっていない選手だったとしても、ここから大きく伸びてプロになったり、日本代表になる可能性も秘めている。彼らに伝えたのは『これからが大事だよ』ということ」。世界のトップを知る冨安のメッセージは、世界を目指す若者にとって貴重な「金言」となった。(松田達也)

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