「判断が遅くなってしまった部分はあった」東京ドームでの「鷹の祭典」翌日にソフトバンクがコロナで活動休止決定

西日本スポーツ

 ソフトバンクがチーム活動休止の激震に見舞われた。28日、甲斐拓也捕手(29)、アルフレド・デスパイネ外野手(36)ら5人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けた。25日からの4日間でチーム内の感染者は選手、コーチ、スタッフの計14人に膨れ上がり、29日に予定されていたロッテ戦(ペイペイドーム)の中止も決定。陽性者が増えれば、さらなる試合中止につながる可能性もあり、今後は不透明な状況だ。

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 「コロナショック」がついに臨界点を超えた。球団は29日のロッテ戦の中止を決め、少なくとも30日までの1軍の活動休止を決定した。ソフトバンクの主催試合では長谷川(現打撃コーチ)が陽性と判定された影響で、2020年8月2日の西武戦(ペイペイドーム)が中止となって以来で、今季初の事態だ。

 28日にオンラインで取材対応した三笠ゼネラルマネジャー(GM)は、陽性者が相次ぐ現状について「今後も(チーム)活動を続けると同じことが起こる可能性が高いと判断し、一度活動を休止することを決めた」と説明。今後のPCR検査で全員の陰性が確認された時点で活動再開を予定しているという。

 27日のロッテ戦(東京ドーム)は試合開始前の時点で選手3人、コーチ1人、スタッフ1人の計5人(村上打撃コーチを除く)の陽性が確認されていながら試合開催に踏み切った。この判断について、三笠GMは「感染対策を行いながらも、事業活動はできるだけ継続するという形でやっている。ガイドラインに従って陽性者を隔離し、濃厚接触者も自主隔離するという手順を踏んできた。あの時点では総合的に判断した」と強調した。

 その一方で、陽性者がさらに増加した点については「結果からしてみれば少し判断が遅くなってしまった部分はあったかもしれない」とも口にした。

 最短で7月1日からの西武3連戦で活動再開となるが、戦力の大幅ダウンは避けられない。特に日本を代表する正捕手甲斐の離脱は大きな痛手となる。藤本監督も「ディフェンス面では12球団ナンバーワン」と厚い信頼を寄せるだけに、替えの利かない存在だ。

 この日はデスパイネも陽性となっており、扇の要とともに、中軸を担う選手の離脱まで重なった。グラシアルも感染していることもあり、打線は苦しい状況となった。楽天と激しい首位争いを繰り広げるチームにとって、思わぬ正念場が訪れた。

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