九州屈指のシーサイドコース、最大の魅力は「海峡越え」

西日本スポーツ 松田 達也

 夏休みにリゾート気分を満喫したいゴルファーにとって最高の舞台だ。今回は大村湾沿いに足を運び、長崎市の「オーシャンパレスゴルフクラブ(GC)」を訪れた。九州でも屈指のシーサイドコース。めったに味わえない“海峡越え”プレーを体験した。 (松田達也)

11番ホールのティーショット

島の中にグリーン

 ティーショットを構えると、緊張感と高揚感に包まれた。インコースの11番ショート(190ヤード)。正面から左にかけて大村湾が美しい。これまで池越えホールの経験はあるが、今回は「海峡越え」。何が違うのかといえば、グリーンがあるのは、一つの島なのだ。

5番ホールのティーショット

 5番ユーティリティーで振り抜いた打球は、乗せようという力みもあって左へ飛び、海へ消えた…。ワンオンすれば最高に気持ちよかったはずと悔しさが募ったが、気を取り直してカートに乗り込み、橋を渡った。

6番ホールのティーショット

 ここから15番まで「辰島」という独立した島内に設けられたコースを巡る。海の向こうには、歌手のさだまさしさんが所有する「詩島(うたじま)」も見える。絶景ばかりの“映(ば)える”眺めに見とれ、ラウンドの合間にカメラやスマートフォンを持って撮影するゴルファーが後を絶たないという。一緒にラウンドした全栽弼(ジョン・ジェピル)総支配人は「私たちが気がかりなのは、景色に目を奪われて皆さんの進行が遅くなることですが…」と笑うが、そんな心配も当然だろう。

11番でティーショットを打った後に島へと渡る橋

「陸海空」駆使して

 全体的にフェアウエーは狭めで、正確な技術が要求される。その分、安定したショットが決まれば、喜びも大きい。13番ミドル(395ヤード)ではドライバーが真っすぐに伸び、約140ヤードを残した2打目も7番アイアンでグリーンにピタリ。バーディーこそ逃したが、納得のホールだった。一方で海に吸い込まれたボールは数知れず…。初めてのラウンドで攻略するのは簡単ではない。

 今回は隣接するホテルに前泊してのラウンドだった。コロナ禍以前には、東京や大阪、さらには海外からの来場客でにぎわっていたという。飛行機で長崎空港に降り立ち、近隣の船着き場まで船に乗り、最後は車で到着という手段もある。「陸海空」を駆使して訪れるだけの価値がある。

 美しいシーサイドコースは、ゴルファーの間では「隠れた宝石」と呼ばれることもあるという。秘宝を見つけた私の心は、ラウンドを終えても弾んでいた。

 全栽弼総支配人「最初は難しいコースと感じる方が多いかもしれませんが、2度、3度と回ることで楽しみ方が分かってくるはずです。まずは一度足を運んでいただき、リピートしてもらえるとうれしいです」

 ◆概要 開場は1991年。旧名は「長崎空港カントリー倶楽部」で、2005年に現在の名称に変更。アウトコース、インコースともに3240ヤード。

 ◆所在地 長崎市琴海戸根町95

 ◆アクセス 長崎自動車道の長崎多良見インターチェンジ(IC)から有料道路などを利用して約30分。

 ◆問い合わせ 095(884)1118

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