「みんな『狙え』って言ってたけど、今の自分は…」西武・森友哉は偉業を前にしても冷静だった

西日本スポーツ 山田 孝人

 ◆西武6-2日本ハム(29日、ベルーナドーム)

 本拠地は森のサイクル安打達成への期待に満ちていた。8回の第4打席。本塁打が出ればと周囲は盛り上がったが本人は至って冷静だった。「みんな『狙え』って言っていたけど、今の自分はそれどころじゃないですし」。じっくりと見極めてストレートの四球で出塁。快挙はならなかった。

 初回に吉田の甘いフォークを左前へ運ぶ2点打。2試合連続の初回先制打を皮切りに、3回は右中間への適時二塁打、6回は右翼線へ三塁打と次々と快音を奏でた。今季初の3安打でリーチをかけた8回は「左前を狙っていた」という。なぜか。良好な状態を崩したくなかったからだ。「本塁打を狙い打撃フォームを崩すのが嫌で。今のフォームで安打を打つことが求められていることなので」と私心は一切ない。

 バットだけでなく、マスクでも存在感が増してきた。球団では西鉄時代の1965年以来、57年ぶりとなる12試合連続の3失点以下。そのうち7試合で先発マスクをかぶり、投手陣を引っ張る。負傷離脱中に後輩捕手が奮闘。それも刺激に「自分らしさを意識しリードしている」と話す。

 チームは今季初の5連勝で貯金も同最多「4」に増えた。首位ソフトバンクに2・5ゲーム差に迫る。攻守の要の森は「これから個人としても期待したいなと思う」と、さらに上を見据える獅子の原動力となる構えだ。(山田孝人)

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