コロナ陽性18人…苦境の藤本監督「右で大きいのを打てる野手がほしい」

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク3-5阪神(29日、タマスタ筑後)

 ソフトバンクの藤本博史監督(58)が29日、チーム活動の再開を見据え、若手野手の台頭を期待した。新型コロナウイルスの陽性者が相次ぎ、チームは30日までの活動休止が決定。公式戦が再開されても、しばらくは主力野手不在の厳しい戦いが予想される。指揮官は1軍の1枠を右打者に与えると明言。苦境を打破する新たな力を求める。

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 チーム活動休止の衝撃から一夜明け、オンライン取材に応じた藤本監督は努めて前を向いた。「コロナは誰がかかっても仕方がない。みんな注意をしてくれている中で陽性者が出た。チームとしてはすごく厳しいけど、今いるメンバーでやるしかない」。先行きは不透明ながら、戦力再編に取りかかった。

 最大の懸念は「右打者不足」だ。陽性判定を受けた選手のうち、野手は中軸を担ってきたデスパイネグラシアルの両主砲と、チーム2位タイの6本塁打を放っている野村勇、そして甲斐だ。4人全員が右打ちで、戦略面においても対策は急務といえる。

 正捕手の甲斐に代わって渡辺の昇格は決まっており、残りの野手1枠について、指揮官は「右で大きいのを打てる野手がほしい」と説明した。候補に挙がるのは23歳のリチャードと増田、29歳の中谷らだ。

 藤本監督が特に期待をかけるリチャードは2軍戦で打率1割台と苦しんでいるが、29日のウエスタン・阪神戦(タマスタ筑後)では豪快な7号ソロを放った。藤本監督は「(昇格が)決まっているわけではないけど、悪いなりにもう一回、1軍にくればテンションも変わって結果が出る可能性もある」と口にした。

 主力不在の状況で藤本監督は若手野手の猛アピールを期待する。「代わりに上がってきた選手は思い切ってやってくれたらいい。状態のいい選手と2軍から上がってくる選手をうまく使い分けたい。若い選手にはチャンスと思う」。現在の1軍には川瀬、川原田、野村大らの若手も加わっている。コロナ禍に見舞われたチームが苦境にあえぐ中、若鷹が明るい未来を見せられるか。(長浜幸治)

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