「もう柳田を4番にします」コロナ大量離脱中のソフトバンクが〝禁じ手〟で再出発

西日本スポーツ

 ソフトバンクの藤本博史監督(58)が1日、禁断の「4番柳田」で再出発を切ることを明かした。1軍で新型コロナ感染者が相次いだ影響で2試合が延期となったが、同日、1軍関係者全員の陰性が確認され、2日の西武戦(ベルーナドーム)の開催が決定。5日ぶりの試合に向け、指揮官は3番起用を続けた柳田悠岐外野手(33)に4番を託す。さらに離脱者の代役の若手にもサバイバルを予告。チーム内競争を活性化させて大ピンチを乗り切る。

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 ホークスが再び動き出した。2日の試合再開に向け、1日は空路で東京へ。PCR検査で陰性が確認された選手たちが戦いの場に向かった。6月25―29日に1軍選手8人を含む関係者計18人が陽性。1軍の顔触れも大きく変わり、藤本監督は「今いるメンバーでやるしかない」と力を込めた。

 同27日のロッテ戦から中4日での西武戦に向け、指揮官は“禁じ手”も繰り出す。今季4番を務めたグラシアルデスパイネがそろってコロナ感染で離脱。藤本監督は「もう柳田を4番にします。3番でずっといきたかったけど、4番を打つ打者がいないから」と明かした。4番柳田なら昨年10月23日の楽天戦(楽天生命パーク宮城)以来だ。

 藤本監督は就任当初から3番に主将の柳田、4番外国人、5番栗原のクリーンアップを理想に掲げた。「柳田の3番は1年間変えないつもりでいる」と言い切ってきたが、それどころではなくなった。「柳田に真ん中を打ってもらって、状態のいい選手を並べていく。4番を核にして」。柳田の前後を牧原大、今宮らで固めていく構想だ。

 核に指名された柳田にとって、この4日間は大きな“休養”ともなったようだ。6月26日の日本ハム戦で守備時に転倒し、首を痛め、27日のロッテ戦は欠場。指揮官は「徐々に良くなっている。打つ方は問題ない」と強調し「DHで使おうと思う」と話した。

 ロッテ戦後、1軍の全体練習は行われていない。ぶっつけの一戦で、12球団トップのチーム防御率2・37を誇り、5連勝で2・5ゲーム差に接近してきた3位西武とぶつかる。柳田頼みとはいかない。打力が武器の渡辺、中谷も合流。藤本監督は「若い選手はチャンスだと思って、思い切ってやってもらいたい」と期待する。だからといって何度でも機会は与えない。「試合で結果が出なかったら入れ替える予定でいる。2、3日での入れ替えも当然ある」と競争をあおった。

 球宴までの残り18試合は主力抜きの戦いが想定される。指揮官は「疲れもたまっていたし、いい休養だと考えてくれたら。元気があるんだから思い切ってやってもらいたい。いいところだけ考えてやっていきます」と前を向く。今こそ、チーム力で難局を打開する。(小畑大悟)

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