周東佑京「もう十分です」 早くもシーズン3本塁打も色気なし

西日本スポーツ 山田 孝人

 ◆西武0-3ソフトバンク(3日、ベルーナドーム)

 まるで“アーチスト”のように美しい放物線を描いた。初回1死。周東は与座が投じた内角高めのスライダーを巧みに捉えて右翼ポール際へ。「うまくタイミングを合わせられた」。スタンド中段へと放り込んだ先制の3号ソロが決勝アーチとなった。

 好調なバットは止まらない。3回にも快音だ。1点リードの2死二塁。再び与座の内角スライダーをはじき返した。「ヒットをしっかりと」と、初回の一発とは対照的にコンパクトに振り抜き、右前適時打。貴重な追加点でチームに良好な流れを呼び込んだ。

 今季5勝を挙げるなど成長著しいレオのサブマリン攻略の鍵はタイミングだった。試合前、長谷川打撃コーチも指摘していた。「与座投手はいろんなモーションを使い分ける。クイックで投げたり、脚を上げるタイミングをずらしてきたり。しっかり待ってタイミングを合わせるように心がけた」。両打席とも落ち着いてスイングし、長谷川コーチの助言を実践して結果につなげた。

 途中出場からサヨナラ弾を放った6月18日の楽天戦(ペイペイドーム)以来の一発。自身の今季2度の決勝打はいずれも本塁打と、印象的な長打を放つ。ここまで25試合で3発を放ち、昨年に記録した自身のシーズン最多本数にも並んだ。ただ、自戒を込めてこうも言う。「もう十分です」

 打率2割1厘と苦しんだ昨季の反省を踏まえてのことだ。「昨年は大きいのが出始めて、振りが少しでかくなった。あまり意識しないで、安打につなげられるように」と韋駄天(いだてん)は地に足を着け、先を見据える。

 3試合連続マルチ安打で打率も3割7分5厘と好調をキープする。「出られる時に結果を出したい。続けられるように。若い選手で引っ張っていけるようにやっていきたい」。コロナ禍の影響で厳しいチーム編成が続くが、頼もしすぎる打力で首位を堅持するホークスを引っ張る。(山田孝人)

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