「夏勝てば最強に」県立校春日引っ張るプロ注目左腕が完投&一発 高校野球福岡大会

西日本スポーツ

 ◆第102回全国高校野球選手権福岡大会 2回戦 春日10-2浮羽究真館(4日、久留米市野球場)

 

 初の甲子園出場を目指す県立校の春日が、浮羽究真館に逆転で7回コールド勝ちした。プロ注目左腕飯田泰成(3年)が7回を投げて2失点。打っては6回にソロ本塁打を放ち、投打で勝利を呼び込んだ。5日の福岡大会は台風4号の影響で全試合順延が決まった。

 

 エースで主将の飯田がチームを引っ張り、春日が快勝発進した。「初戦の入りでみんな緊張して硬くなっていました」と振り返るように、初回に失策絡みで2点を先制されたが、そこから見事なリカバリーを見せた。

 その後、飯田は「切り替えて打たせることを頭に置いて投げた」と球速を抑え、カーブなどの変化球も低めに決めた。プロ7球団のスカウトが見守る中、180センチの長身左腕は2回以降2安打に抑え、三塁を踏ませなかった。さらにバットでもチームを鼓舞。4点リードの6回1死、右越えの今夏1号が飛び出した。「完璧でした」と自画自賛する一発は高校通算2号だ。

 昨秋は2回戦で敗退し、今春は初戦敗退。結果が出ず、八塚監督からは「史上最弱のチームだ」と厳しい言葉も浴びた。飯田は3月に腰を痛め、練習もできなくなったが「どんなに弱くても夏に勝てば最強になるから、監督を見返そう」と主将としてチームメートに声をかけた。5月下旬にエースが試合に復帰すると、チームの調子も急上昇してきた。

 この日、ネット裏では父の信吾さんが見守っていた。星琳の監督を務める父は北九州市から久留米市野球場に駆けつけ「本塁打が出た時は思わず声が出た。自分が打ったみたいに喜んでしまいました」と目を細めた。「主将としてエースとしてこれからもチームの勝利に貢献してきたい」と飯田は誓う。目標を聞かれると「優勝です」。迷いなく、きっぱり応えた。(前田泰子)

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