大学3年でJ1福岡内定もケガでもどかしい8カ月…「天性のストライカー」が全日本大学トーナメントで完全復活へ

西日本スポーツ

 J1アビスパ福岡への来季入団が決まっている福岡大のFW鶴野怜樹(4年)が学生最後の大暴れに意欲を燃やしている。昨年末に負傷した右太ももの状態も回復。18日開幕の全日本大学トーナメント(決勝は東京・味の素フィールド西が丘)に加え、福岡の特別指定選手としてJリーグのピッチに立つチャンスもあるからだ。大学3年でJの内定を勝ち取った「天性のストライカー」。完全復活の日が近づいている。

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 1歩目からフルスピードで走れる速さ。ペナルティーエリアで何かを起こすFW鶴野は復帰を待ちきれない。「早くサッカーがしたい」と笑顔を見せる。右太ももの肉離れによる長期離脱から練習強度を徐々に上げ、全日本大学トーナメントの出場を見据えられる段階まで戻してきた。

 大学2年時に右膝を負傷し、復帰は大学3年の夏だった。そこからゴールを量産してJリーガーへの道を切り開いた。J1で健闘しながら、得点力不足に悩むアビスパの課題を解消できる逸材として、その才能にほれ込んだクラブが、大学3年だった昨年9月に2023年加入の内定を出した。

 だが、その後、右太ももの肉離れで戦列を離れることに。年末の全日本大学選手権で復帰し、Jリーグ内定選手9人を擁していた法大との2回戦の後半27分から出場。同36分にクロスに反応してスライディングでネットを揺らし、1ー0の勝利に貢献したが、準々決勝で右太ももを再び痛めた。

 そこから、もどかしい8カ月をすごした。福岡大の主将に就任したものの、試合に絡めない日々が続き、「眠れない日もあった」と言う。地道なリハビリを経て、乾真寛監督は「8割ぐらいの状態。少しの時間があれば得点に絡める」と太鼓判を押す。

 アビスパのプレースタイルを「当たり前のことだけど、守備を絶対にサボらない。前に速いサッカーは自分に合っている。練習に参加していて楽しかった」とフィットに自信を示す。

 福岡大を日本一に導く活躍はもちろん、特別指定選手としてJ1への出場にも意欲を示す。リーグ戦、ルヴァン・カップ、天皇杯と過密日程が続くアビスパの「秘密兵器」になる可能性を十分に秘めている。(向吉三郎)

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