「全員でやるしかない」超難局のソフトバンクがまさに一丸 2日間で17人継投

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 ◆ソフトバンク7-3楽天(5日、ペイペイドーム)

 2日間で延べ17人-。投手陣の奮闘が、4試合ぶりの勝利を呼び込んだ。4日の日本ハム戦で9人の投手リレーによる激闘で引き分けてから一夜明け、札幌から福岡の長距離移動ゲームで8人継投。救援陣は全員が連投だった。

 1点リードの5回1死一、二塁。勝利投手の権利まであと2死だった杉山を諦めて藤本監督が送ったのは松本だった。期待に応えた8年目右腕は島内を遊ゴロ、岡島を中飛に封じ、わずか10球でピンチをしのいだ。今季4勝目につながる好投に「与えられたところで結果を出し続けるだけ。いい仕事ができたし、チームが勝てて良かった」とうなずいた。

 先発の杉山は、千賀が新型コロナウイルス陽性判定を受けたことで急きょ巡ってきた先発で、緊急登板だったこともあり、チームとともにこの日に札幌から移動してマウンドに上がっていた。杉山を長く引っ張りにくい状況で後を託した松本の好投に、藤本監督は「そういうところをストップしてもらうのは松本になっている。今の中継ぎ陣のジョーカーですね」と高く評価した。5回を無失点にしのぐと、打線が3点を追加してリードを広げた。

 先発陣ではチーム最多の8勝を挙げるエースの千賀に、6勝の大関も離脱した。ローテ事情も苦しい中、過密日程の連戦が待ち受けるだけに、斎藤投手コーチは「やるしかない。その気持ちはみんな分かっている。今は1勝2敗のペースになっているけど、これを2勝1敗にするのは、中継ぎ陣の頑張りどころ。それに応えられる先発陣になってくれたら、いい方向に流れが向いてくれると思う」と強調した。

 藤本監督も「選手が離脱してなかなかいない中、全員でやるしかない。中継ぎをほぼ使ってしまうような形になったけど、ここは頑張ってもらってやっていきたい」と奮起を促した。この先も一丸となって難局を乗り越えるしかない。(伊藤瀬里加)

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