大隣 大病乗り越え昇格へ 「納得いく投球できた」

投球を振り返る大隣 拡大

投球を振り返る大隣

 黄色靱帯(じんたい)骨化症から復帰を目指す大隣憲司投手(29)が、11日からの日本ハム3連戦(札幌ドーム)中にも、救援要員として今季初めて出場選手登録される見通しとなった。8日、ウエスタン・中日戦(ヤフオクドーム)に2番手で登板。3回をソロ被弾のみの1失点で切り抜けた。昨年5月31日の1軍広島戦以来、403日ぶりの本拠地マウンド。秋山監督ら1軍首脳陣の“御前登板”で復調ぶりを示した。球宴明けの先発ローテーション定着を目指し、まずはリリーフで1軍打者相手の感覚を取り戻す。

 ■打者10人から4K

 2軍戦とはいえ、実に403日ぶりとなる本拠地のマウンド。昨年6月の手術からの復活を目指す大隣が、気持ちよく左腕を振った。「納得いく投球ができた」。6回からの3イニングで本塁打の1失点のみ。直球の最速は137キロを計測した。

 6回は先頭の高橋周から三振を奪うと、三者凡退で切り抜けた。7回先頭のゴメスには速球を中堅右に打ち込まれたが、ショックを引きずらない。スライダーやチェンジアップなど変化球も巧みに織り交ぜて、打者10人から4三振を奪った。

 秋山監督が見守った“御前登板”での好投。山内ファーム投手チーフコーチは「ようやく仕上がってきた。直球の走りもいい。後は試合の感覚」と評価。2軍戦後の首脳陣ミーティングで、まずは救援要員として1軍復帰する方針が固まったとみられる。

 1軍は11日からの日本ハム3連戦以降、球宴の関係で登板間隔が開く先発投手を出場選手登録から外す予定。ここで大隣を1軍昇格させて、1軍の打者との対戦感覚を少しでも取り戻させることができれば、早期の先発復帰につながる。

 大隣にとって、本拠地のマウンドは1軍で先発登板した昨年5月31日の広島戦以来。「あらためて広い球場だな、と思った。早く戻りたい」。この日の2軍戦を見守った465人の観衆に応えるためにも、一段ずつ復活への階段を上る。

=2014/07/09付 西日本スポーツ=

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