秋山ホークス 西「KO」 首位攻防第1ラウンド黒星

2回無死、右前打を放つ李大浩 拡大

2回無死、右前打を放つ李大浩

2回無死一塁、中前打を放つ長谷川 2回無死一、二塁、二塁を強襲した適時打を放つ柳田 2回無死一、二塁、中前適時打を放つ吉村 2回無死一、二塁、中前適時打を放つ本多

 痛てて…。壮絶な殴り合いとなった首位攻防第1ラウンドを落とした秋山ホークスが首位をオリックスに明け渡した。直接対決での4連敗も痛恨だ。それでも天敵中の天敵、オリックス西を6回途中でKO。5点を失った直後の2回には5連打を浴びせて4点を奪うなど、意地を見せた。パ・リーグはソフトバンクとオリックスのマッチレース。これ以上、直接対決で負けるわけにはいかない。きょう勝って再び首位を奪い返せ!

 ■直接対決4連敗

 パンチはきっちり打ち込んだ。だからこそ、やりきれない。そんな思いが秋山監督の表情からにじみ出ていた。西から5得点で6回途中でKO。天敵を“殴り倒した”が、白星は持っていかれた。2012年4月19日からついに8連敗。「打つ方はよく打ってつないだ」。という指揮官は自ら言い聞かせるように打線の奮闘をねぎらった。

 逆転の“ブロー”とはならなかった。6回に柳田の中前適時打で2点差に迫り、なおも単打と四球で1死満塁。ベンチは鶴岡に代打を送らず、そのまま打席へ。結果的に比嘉のスライダーを引っ掛けて遊ゴロ併殺に倒れた。

 鶴岡はこの打席の前まで2打席凡退。代打のカードを切ってもおかしくない。指揮官は「対戦成績だよ、昨年とおととしの。期待を込めていった」と説明した。鶴岡は過去2年間で比嘉に4打数3安打、打率・750。4日楽天戦で移籍後初のサヨナラ打を放った男に賭けたが、二匹目のどじょうはいなかった。

 わずか2日で首位から転落した痛恨の敗戦。それでも今後のマッチレースを考えれば、西を攻略したのは大きな収穫だ。5点を失った直後の2回。単打2本で無死一、二塁としてから、柳田、吉村、本多と3者連続の適時打で畳み掛けた。

 右、中、中、中、中と放った単打の「パンチ」。西からの5連打は中継ぎ時代も含む17度目の対戦で初めてだ。いずれもコンパクトな振りでセンター方向に打ち返した定石通りの打撃だ。柳田は「(西は)スライダーがいいから、引っ張ったら、いけない。インコースも捨てた」と徹底。3点を追う6回も博多祇園山笠のかけ声「オイサー」がこだまする中、再び中前適時打。西を引きずり降ろした攻撃に藤本打撃コーチは「連打はお見事。次の西攻略につながる」と手応えを隠さない。

 1~3番がそろって4タコに終わった中で、5~7番がマルチ安打。特にリーグ2位の打率・340の柳田が6番、規定打席未満ながら打率・404の吉村が7番に控える現状のタカ打線は相手にとって脅威だ。柳田は「好調の吉村さんが後ろにいるので、つなぐ意識は高く持てる。負けたけど(打線は)いい」と前を向いた。殴られたら、殴り返す。きっちり打ってきょう首位を再奪取すればいい。 (末継智章)

=2014/07/09付 西日本スポーツ=

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