ロッテ天敵だらけ 古谷にも…先発投手に今季初零封負け

8回2死、二ゴロに終わり浮かない表情の内川 拡大

8回2死、二ゴロに終わり浮かない表情の内川

 ■10年から5連敗
 
 タカにカモメの天敵現る-。生物界ではあり得ない現象が、幕張でまたまた起きた。ロッテ古谷の前に4安打無得点。1投手に零封されたのは今季84試合目で初の屈辱だ。「集中力がなかったね」。藤井打撃コーチの言葉に力はなかった。

 悩まされてきた決定打不足が、球宴前のラストゲームで噴出した。2点を追う2回2死満塁で明石が遊ゴロ。四球と犠打で得点機を築いた3回も内川と長谷川が内野ゴロに倒れた。長谷川は「チェンジアップの落ち方が今までと違い、シュート回転していた。軌道が分からず戸惑った」と首をひねるばかり。4回の得点機も逃し、拙攻の間に大差をつけられると、5回以降はわずか1安打に抑えられた。

 古谷には中継ぎ時代の2010年から5連敗となった。14日には新人右腕の石川に対し通算20回2/3で自責ゼロという屈辱を味わった。2人に共通するのは徹底した内角攻め。「内角を突いてから外角の変化球で緩急をつけられた。投手の力なのかバッテリーの力なのか…」と森スコアラーは頭を悩ませる。

 ■緻密でしたたか

 4位に沈んだ昨年、9勝15敗と最も負け越したのがロッテ戦。内角に落ちる変化球を積極的に使われたのが苦戦の一因だった。今季も4度の零封負けはすべてロッテ戦。指揮しているのはかつて常勝西武の名捕手だった伊東監督だ。緻密でしたたかな配球は、今季も強力打線の大きな壁として立ちはだかっている。

 エース成瀬、昨年途中まで6連敗した唐川、通算3勝7敗の大嶺祐と、見渡せばロッテには天敵だらけ。球宴明けの21日からは再びロッテとの3連戦だ。唐川や古谷をぶつけてくることが予想され、藤井打撃コーチは「次はやられないように。やり返さないと」と雪辱を誓った。相手は11ゲーム差をつけているBクラスのチーム。これ以上なめられるようでは、優勝争いの致命的な足かせとなりかねない。 (末継智章)

=2014/07/17付 西日本スポーツ=

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