秋山ホークス 北九州勝てん 勝ちパターン岡島2被弾ぶち壊し

7回1死、ロッテ・クルーズに勝ち越しソロ本塁打を浴びた岡島 拡大

7回1死、ロッテ・クルーズに勝ち越しソロ本塁打を浴びた岡島

 鬼門の北九州で赤いタカが沈んだ…。ホークス打線は苦手のロッテ古谷を攻略しながら、1点リードの7回に登板した岡島秀樹投手(38)が、まさかの2者連続被弾。逆転負けで首位オリックスに1・5ゲーム差と離された。かつて「不敗神話」を誇った北九州市民球場では、1分けを挟んで6連敗。今季28勝10敗1分けのヤフオクドームに戻って、やり直しだ。

 ■「連発ショック」

 これが鬼門北九州の落とし穴なのか…。真っ赤に染まったスタンドに吸い込まれる打球を2度、岡島がぼうぜんと見送った。1点リードの7回だ。「勝利の方程式」の一角を担う左腕が2被弾。先発飯田のプロ初勝利を消し、チームに逆転負けを呼び込んでしまった。

 「飯田君に申し訳なかった」。普段あまり感情を表に出さないベテランは、悔しさをにじませながら帰りのバスに乗り込んだ。

 先発の飯田が5回2失点と好投。今季4度目の先発でプロ初勝利の権利を手にして降板した。北九州では今季初の「鷹の祭典」。7回、岡島がマウンドに上がると、その裏の攻撃を前に赤い風船があちこちで膨らんだ。

 だが中堅119メートル、両翼92メートルの小さなスタジアムには魔物がすんでいた。1死後、ハフマンに投じたカーブは左翼席中段へ。続くクルーズにも同じカーブを左翼席上段へ運ばれた。「狭い球場なんで低目に投げようと気をつけていたんですが…。甘く入ってしまった。連発はあまりないし、ショック。それも2人とも外国人だったので悔しい」。今季の被本塁打は試合前までわずか1本。元大リーガーのプライドが、この現実を許さなかった。秋山監督も「2発だなあ」と背信投に顔をしかめた。

 ■首位オリと1.5差

 ホークスに2年ぶりに復帰した今季。27ホールドポイントはリーグトップタイだ。今月上旬に家族が米国ボストンから東京に引っ越し。自身の福岡での単身赴任は続くが、球宴休みには子どもたちが大好きな都内のゲームセンターでリフレッシュし、英気を養っていた。「よう頑張ってくれてるし、責められない。疲れもある」。加藤投手コーチは4敗目を喫した38歳をかばった。

 チームは北九州市民球場では引き分けを挟んで6連敗。首位オリックスとのゲーム差は1・5に広がった。「1発、2発だもんなあ…」。バスに乗り込む間際まで、秋山監督はつぶやき続けた。それほど悔しさが残る逆転負けだった。 (永松幸治)

=2014/07/23付 西日本スポーツ=

PR

PR

注目のテーマ