内川ときめいた 新人左腕と対決「久しぶりドキドキ」 6回好機に松井裕キッチリ料理

6回2死一、三塁、右中間へ先制の2点適時二塁打を放つ内川 拡大

6回2死一、三塁、右中間へ先制の2点適時二塁打を放つ内川

 ■先制の二塁打
 
 球界を代表するヒットマンが、またしても注目のルーキーに格の違いを見せつけた。2人の左腕が白熱の投手戦を続けていた6回。2死一、三塁から、内川が松井裕の高め直球を振り抜いた。右中間を襲う先制の2点二塁打で均衡を破った。

 「打ちたいという思いと、ここで打たないとピンチになるという両方の思いがあった」

 前夜に大爆発した打線は、5回まで松井裕にわずか1安打。2死から四球と失策で手にした初のチャンスで、極限まで集中力を高めた。試合前に「真っすぐがいいので、差し込まれないようにしたい」と話した通り、勝負どころで直球を粉砕。一振りで新人左腕にプロの厳しさを教えた。

 ユニホームも年齢も違うが、同じプロとしてともに成長したいという思いがある。「(松井裕は)投げる度にいい球になっている。久しぶりに打席でドキドキした。言葉は違うかもしれないけど、楽しかった」。13歳年下の左腕との対戦に「ときめき」も感じている。

 昨秋のドラフト会議では、対戦したい打者として名前を挙げられた。4月16日の初対決では先制打、決勝打を含む猛打賞をマーク。「対戦したいと言ってもらって、恥ずかしくないバッターでいなきゃいけない」と、良い意味で自らに重圧を与え続け、力にしている。

 ■9回にアーチ

 前回対戦まで4打数4安打4打点の打率10割と打ち込んでいたが、この日は第2打席まで直球で打ち取られた。前回の先発時とは見違えるような力の投球で向かってきた左腕との対戦は、内川の新たな「名勝負数え歌」の誕生を予感させた。

 9回には、斎藤の直球をバックスクリーンへ運ぶ12号ソロ。7月12日以来となる後半戦初のアーチで、貴重な追加点をたたき出した。29日は下位打線の活躍もあり19安打10得点と大勝したが、この日は「打線の柱」の活躍で今季最長タイの6連勝。「必ず誰かが打つ」という雰囲気に包まれている今のタカ打線の勢いは、止まりそうにない。 (倉成孝史)

=2014/07/31付 西日本スポーツ=

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