本拠地で飛べないガッチャマン 「閉店間際の大セール」届かず

4回1死、空振り三振に倒れる内川。投手は岡本洋 拡大

4回1死、空振り三振に倒れる内川。投手は岡本洋

 あれれ、ガッチャマン時代に逆戻り!? 秋山ホークスが今季お得意さまにしているレオに完敗し、福岡ダイエーの初代ユニホームを着用した「福岡クラシック」で結局1勝もできなかった。当時「閉店間際の大セール」と揶揄(やゆ)された9回の反撃も届かなかったが、それでも真夏の9連戦を4勝4敗1分の五分でカバー。何より2位オリックスも敗れたことで4ゲーム差をキープした。小休止を経て、あす22日のロッテ戦(QVCマリン)から仕切り直す。

 ■大歓声一転ため息に

 最後まで逆転を信じていたスタンドの大歓声も、ため息に変わった。3点を追う9回。先頭の李大浩が放った二塁打を足場に1点を返した。今季は白星の半分となる33勝が逆転劇。1989年から92年までの平和台時代にダイエーが得意とした「閉店間際の大セール」を思い起こさせる追い上げにタカ党の期待は高まったが、及ばなかった。

 前日19日は延長12回の死闘の末、引き分けに終わった。「ガッチャマン」と呼ばれた福岡ダイエーの初代ユニホームを着用した「福岡クラシック」。当時の弱さまで“復刻”してしまったわけではないだろうが、今季圧倒している西武を相手に1分け1敗に終わった。歯がゆい「足踏み」ではあるが、秋山監督は一喜一憂することなく、冷静に試合を振り返った。

 「いいピッチングされているな。やられているようではいかん」。この日は自慢の強力打線が、先発の岡本洋を打ちあぐねたことが敗因だった。今季は2度の対戦で黒星を二つつけていたものの、前回7日は降板する6回途中まで1点しか奪えなかった。試合前に藤本打撃コーチは「(昨季途中までの)中継ぎ時代とは投球が違う」と警戒を強めていたが、この日も丁寧にコーナーを突いてくる投球に苦しんだ。

 1点を追う5回。柳田のリーグ最多となる12個目の死球をきっかけに、吉村の右犠飛で一時は振り出しに戻したが、後続が続かなかった。結局、リーグトップの打率を誇る強力打線が、力投の飯田を援護できなかった。

 ■9連戦4勝4敗1分

 ただ、この1敗を引きずるわけにはいかない。2位オリックスも敗れたため、ゲーム差は「4」のまま。1カード3連戦で順位が変わらない「セーフティーリード」を保っていることは心強い。しかも厳しい夏場の9連戦を4勝4敗1分けで乗り切った。秋山監督も「(9連戦が)終わったな。明日は移動」と、千葉で行われる22日からのロッテ3連戦に早くも気持ちを切り替えた。万年Bクラス時代、白星から縁遠かった「ガッチャマン」は今回も本拠地で大暴れできなかった。その分、確実に近づいている秋の歓喜でファンと喜びをタップリと分かち合う。 (倉成孝史)

=2014/08/21付 西日本スポーツ=

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