鶴岡“相棒”援護 得意の右打ち2点三塁打

4回1死一、二塁、右中間への2点適時三塁打で滑り込む鶴岡 拡大

4回1死一、二塁、右中間への2点適時三塁打で滑り込む鶴岡

9勝目を完投で飾り、鶴岡(右)とタッチを交わす中田

 ■8戦ぶりスタメン
 
 絶好のタイミングで“相棒”を援護射撃した。2点リードの4回1死一、二塁。左足を細かく動かしながら間合いを取った鶴岡が、狙っていた成瀬の外角低めチェンジアップを捉えた。「ゲッツーだけは避けたくて打つ方向を決めていた」。初球を振り抜く積極打法で、右中間を破る2点適時三塁打。殊勲打で中田の完投をアシストした。

 8試合ぶり、今季44度目のスタメン出場。シーズン序盤に比べると出場機会が減ったが、最近は打撃面で確実に仕事をこなしている。前回先発マスクをかぶった14日の楽天戦も2点を追う3回の右前打が反撃のスクイズを呼び、最後は逆転サヨナラ勝ち。この日の一打は「自分のリードも楽になった」と自賛した。

 今季は164打席で23打点。自己最高の2009年は29打点に304打席を要しており、自己記録更新も狙えるペースだ。頭にあるのは「常に結果を残さないといけない立場」という危機感。日本ハム時代に得意とした右打ちも復活し、藤本打撃コーチも「打てる捕手として(FA移籍で)入ってきたから、本人は必死だ」と目を細めた。

 リーグ優勝を4度味わった日本ハム時代もスタメンを争いつつ、主に現レンジャーズのダルビッシュの“相棒”を務めた。この経験を生かしたリード面でも持ち味を発揮し、7四球ながら尻上がりに調子を上げた中田の好投を引き出した。

 「下から上がって優勝してきた日本ハムと違い、ここは優勝して当たり前。でも目の前の1試合をしっかり勝つことに変わりはない」。優勝争いが佳境になるにつれ、冷静沈着な33歳が日に日に頼もしさを増している。 (末継智章)

=2014/08/24付 西日本スポーツ=