柳田 自己最長タイ13戦連続H

8回1死一塁、左前打を放つ柳田 拡大

8回1死一塁、左前打を放つ柳田

1回2死一、二塁、先制の好機に空振り三振に倒れた柳田

 手放しで喜べなかった。8回1死一塁、クロッタの156キロ直球に合わせて左前打。自己最長タイの13試合連続安打にも柳田は首を振った。「チャンスで打てなかった。全然だめです」。初回2死一、二塁で空振り三振。先制機を逃した場面を悔い、試合後は塚田とブルペンに居残って約10分素振りを繰り返した。

 13試合で18安打。リーグ3位の打率3割1分7厘をたたき出している安定感は健在で、ホークス打線の中核にいるのは間違いない。とはいえ、最大の魅力は日本人離れしたパワーから繰り出す長打。13試合で長打は2本しかなく、本塁打は7月29日楽天戦(郡山)の13号ソロを最後に36試合も遠ざかっている。

 この日を含めて2ストライクから当てに行くスイングでの安打が多い。今年の球宴第2戦(甲子園)でバックスクリーン左にたたき込んだようなフルスイングで芯を捉える打球が少なく「(長打不足は)何が悪くて打てないのか分からない」と表情は険しい。

 藤井打撃コーチは「確実性を高めたのでホームランを打てていない。今はどこで打てばホームランになるか、本人の中で探っている」と説明した。今季飛躍した和製大砲にとって、もうひと皮むけるための試練。この壁を乗り越えれば、球界を代表するスラッガーになれる。 (末継智章)

=2014/09/10付 西日本スポーツ=

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