ホークスやばっ、きょうにも逆M 摂津また大量失点、緊急選手ミーティング

 足踏みを続ける秋山ホークスが今季最大の危機に直面した。エース摂津正投手(32)が悪夢の3回6失点KO。アクシデント以外では今季最短でマウンドを去ると、中軸がブレーキとなった打線も振るわずに楽天に完敗。この日勝った2位オリックスには1・5ゲーム差に肉薄され、注目の優勝マジックはきょう25日にオリックスに「7」が点灯する可能性も。首位ホークスの前途がにわかに怪しくなってきた。

 ■監督「見ての通り」

 最後の反撃を信じるファンは少なかった。3点ビハインドの9回。2番手で4回から投げ続ける東浜が致命的な1点を失うと、タカ党の多くが席を立ち、ゾロゾロと帰途に就いた。「何かあるか? 見ての通りでしょう」。試合後の定例会見。指揮官の疲れ切った表情が全て物語っていた。

 「今夜こそ、優勝マジック点灯を」と信じて送り出された摂津が、3回に散った。1死から遊撃内野安打と2四死球で満塁のピンチを背負い、2番藤田に内角直球を右翼線へはじき返された。先制の2点適時二塁打。さらにエースは岡島、枡田にも2点適時二塁打を許すなど炎上し、この回限りでマウンドを去った。

 今季自己ワーストの1イニング6失点。やってはいけない試合序盤での失点だった。前回17日オリックス戦でも6回を10安打7失点。チームが今季初めて優勝マジックに王手をかけて臨んだ試合でKOされていた。「野手の人に申し訳ないです。走者を背負った場面でコントロールミスがあった…」。言い訳のしようがない2試合連続の背信投球。大黒柱は敗戦の責任を全て背負い込んだ。

 苦手とする立ち上がりは最高だった。初回は楽天打線をわずか13球で料理。今季22度目の登板で5度目の三者凡退で発進すると、2回も1死から四球を与えたが併殺で切り抜けた。何としてもチームに勝利を-。その思いが感じられた直後の3回の大乱調だった。

 それだけに、エースに絶大な信頼を寄せる秋山監督も首をひねるしかない。「(序盤の6失点は)重いね。状態がよくないのかなとは思うけど、そこは本人に聞いてみないと…。実績はあるけど…」。昨年も最終盤に調子を落とした右腕の状態は、ポストシーズンを占う上でも気掛かりだ。

 ■背水の残り4試合

 ただ、いくら首をひねっても、過ぎ去った時間は取り戻せない。9月に入ってともに“足踏み”状態にあったライバルのオリックスがこの日は勝ち、優勝マジック点灯に逆王手をかけられた。「後ろを見てもしょうがない。前を見て、明日、明日しかない」。秋山監督は声を振り絞った。

 チームは今季最長を更新する5カード連続勝ち越しなし。9月は3試合を残して8勝11敗1分けと、今季初の月間勝ち越しにも失敗した。状態は決してよくないが、まだ首位にいるのも事実。残り4試合。意地が見たい。 (石田泰隆)

=2014/09/25付 西日本スポーツ=

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