開幕戦で内川が3ラン、大勝スタート。長谷川がユニホーム破るヘッドも

 新生クリーンアップが適時打そろい踏み!! 秋山ホークスが16安打11得点の乱れ打ちで開幕戦6連勝を飾った。3番内川聖一外野手(31)が自身初の開幕弾となる1号3ランを含む4安打4打点。負けじと新加入の4番李大浩内野手(31)、昨季首位打者の5番長谷川勇也外野手(29)ともに2安打。6回2/3を4失点の摂津正投手(31)が球団史上初の3年連続開幕戦白星を手にするなど、ぶっちぎりの予感漂う盤石スタートだ。
 
チーム初H

 「俺が決めてやる」-。内川が一振りで「開幕星」を決定づけた。7回。2点差にリードを広げなおも2死一、三塁の好機で、上野の投じた初球の内角直球を狙いすましたように振り抜いた。打球はロッテファンの思いを打ち砕くように左中間席へ着弾。一塁手前でスタンドインを確認し力強くガッツポーズした。

 「完璧すぎて、どういう感じかわからないくらい気持ちよかった」。チーム今季1号となる3ランは自身初の開幕弾。息詰まる展開の中、リードを6点とし試合を決めた。「取ったり取られたりだったので何とか決めてやろうと」。そこまではつなぎの打撃に徹していたが、勝負どころでギアを上げ見事に仕留めた。

 最初から最後まで主役だった。1点を追う初回には2死からチーム初安打となる中前打。3回には左前打で好機を拡大し、同点の4回には勝ち越しの右前適時打を放った。右へ左へ、打ちも打ったり4安打4打点の大爆発で打線をけん引した。

 精神的な成長が、重圧のかかる一戦での活躍の背景にある。「今まではダメだった時に、ふさぎこんでいた」。責任感が強い余り、これまでは好機での凡退時に物に当たることもあった。「起こることをすべてプラスに考えることにした。(昨春の)WBCの走塁もそうだけど、乗り越えないとミスがミスのままで終わる。乗り越えれば成長できる。だから全てをプラスに考える」。WBCでの敗戦、チームのBクラス転落…。「苦渋の1年」がヒットマンに「プラス思考」をもたらし、昨季先発で唯一無安打だった開幕戦から好結果を呼び込んだ。

開幕6連勝

 内川に引っ張られるように李大浩、長谷川もともにマルチ安打で、クリーンアップはそろい踏みで適時打をマークした。打線は16安打11得点。開幕戦での2桁安打は5年ぶり、2桁得点は1995年以来だ。開幕戦は引き分けを挟み6連勝。秋山監督は「(内川は)すごいね。完璧だったね、なかなか素晴らしい」と笑顔でたたえた。3年ぶりのV奪回へ向けて、最強打線がこれ以上ないスタートを切った。 

長谷川がユニホーム破るヘッドスライディング
昨季首位打者の長谷川が気迫全開で開幕した。1点を追う初回2死一、三塁で、一、二塁間へのゴロ。当たりは良くなかったが、ユニホームが破れるほど激しいヘッドスライディングで、同点の内野安打となった。「セーフになりたかったので無意識で滑り込んだ。気持ちが前面に出た泥臭いヒットになった」。寡黙な男が塁上で見せたガッツポーズがチームを奮い立たせた。5回の右前打と合わせていきなりのマルチ安打で、昨年あと2本で逃したシーズン200安打へ好発進だ。

=2014/03/29付 西日本スポーツ=

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