ピリッとしない摂津、開幕戦に続き4回に4失点

 摂津、楽天戦10連勝ならず! ホークス先発陣の大黒柱、摂津正投手(31)が4回に突然崩れた。先頭打者の銀次の左前打→2四球→連続適時打などで一挙4失点。6回で5四球を与えるなど自慢の制球力も影を潜めて今季初黒星を喫した。2012年4月からの楽天戦の連勝は「9」で止まり、社会人時代を過ごした仙台ではプロ6年目で初黒星。打線も楽天則本を攻めきれず、2カード連続で初戦を落とした。

  連続四球反省

 桜前線が届いていない仙台の肌寒い夜は、摂津にとって心地よくないものになった。開幕2戦目での今季初黒星。「調子は悪くなかった。四球です。あそこですね」。自分で傷口を広げた4回の4失点。楽天戦の連勝が「9」で止まり、プロ6年目で第二の故郷・仙台での初黒星も喫した。

 「精密機械」の異名を取る制球力が狂った。4回は先頭の3番銀次に初安打となる左前打を許すと、4番ジョーンズには内角直球が微妙な判定でボールとなる四球。5番ユーキリスにもスライダーが低く外れて2者連続四球を与え、無死満塁のピンチを招いた。

 1死も取れずに塁を埋めると、6番後藤には当たり損ねの打球が中前に落ちる不運な先制打。松井稼には中前へ2点適時打を許し、聖沢の右犠飛で一挙4点を失った。試合後の秋山監督が「慎重になりすぎて大量失点になった」と首をかしげたように、6回で5四球と本来の姿には遠かった。

 新加入の鶴岡と組んだ3月28日のロッテとの開幕戦では、7回途中4失点。味方打線が成瀬を攻略したため、球団史上初の3年連続開幕戦白星を手にしたが、心から喜べる内容ではなかった。この日は細川と今季初バッテリーを組んだが、まさかの2戦連続4失点。大黒柱の防御率4・97は気になるところだ。

 957日ぶり不覚

 もちろん、今回登板までの調整では修正に全力を尽くした。「球筋が悪い可能性もある。常に技術をどう高めるか、プロは考えないと」。調整ではキャッチボール段階から直球、変化球ともに理想の球筋を追求。「決して調子がいいわけじゃないから」と、登板2日前の投球練習では、通常の約60球に20球を追加するなど必死だった。

 楽天戦の黒星は、先発転向1年目だった2011年8月21日以来、957日ぶり。翌12年からの2シーズンは楽天を9勝0敗と圧倒し、12年には沢村賞を受賞。13年には3年連続の14勝以上となる15勝を挙げた。仙台での15度目の登板で喫した1敗から、不屈の右腕は再び進化を遂げる。 (谷光太郎)

=2014/04/05付 西日本スポーツ=

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