寺原、右肘手術で今季絶望も

 寺原、右膝手術で今季絶望も-。不振で2軍調整中の福岡ソフトバンクの寺原隼人投手(30)が、近日中に右膝の手術を受けることが16日、明らかになった。5月1日の2軍降格後に福岡市内の病院で精密検査を受けて、古傷でもある同箇所の靱帯(じんたい)損傷が判明したとみられる。最悪の場合は今季絶望となる可能性も出てきた。

 12球団屈指の陣容を誇った先発陣に、再び衝撃が走った。エース摂津の右肩筋疲労による登録抹消に続き、今度は通算60勝の寺原の長期離脱がほぼ確実になった。古傷でもある右膝の手術を受けるためで、最悪の場合は今季絶望となりそうだ。

 この日、西戸崎室内練習場で汗を流した寺原は、右膝の状態などに関して「トレーナーに聞いてください」と話した。近年ではオリックス時代の清原和博が左膝の手術から復帰まで1年以上を要しており、寺原も今季中の復帰は微妙な状況だ。

 寺原は2007~10年に在籍した横浜時代に右膝を痛め、ホークスに復帰した昨季も右膝痛で約1カ月も戦列を離れた。復帰後は患部にたまった水を抜きながら登板し、オフは「膝回りの筋肉を強化すればカバーできる」と筋力トレに励んだ。

 復帰2年目の今季は開幕ローテに名前を連ねたが、開幕から1勝4敗、防御率4・88の不振に陥った。右膝の状態が投球内容にも影響していたとみられ、直球が150キロを超える本来の球威は影を潜めたまま。特に被本塁打の多さが際立った。

 2本塁打を浴びた4月30日のオリックス戦後には「球が軽いのかも」と話すなど、寺原自身も球威不足は認めていた。この時点の被本塁打数は12球団ワーストの8本で「一発病」を克服できずに2軍降格が決まった。

 2軍で登板した7日のウエスタン・リーグ広島戦(雁の巣)でも本塁打を浴びて4失点。登板後は「(軸足の右足でマウンドを)思い切り蹴れないので、力が伝わりきらない」と漏らすなど、右膝の状態が思わしくないことは明らかだった。

 今季は中田、スタンリッジ、ウルフら実績ある先発投手を補強。新戦力は期待に応える好投を続けているものの、16日現在で完投がないのは12球団でホークスだけ。エース摂津、寺原ら完投能力のある投手の戦線離脱は、今後に大きな影を落とす可能性もありそうだ。

=2014/05/17付 西日本スポーツ=

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