交流戦、2位で突入。38イニングタイムリー「ゼロ」

 しっかりせんか! タカ打線! “拙攻病”のホークスが、今季初めての3連敗を喫した。初回無死満塁の絶好機で李大浩の三ゴロ併殺の間の1点に終わるなど、10安打も放ったのに2点止まり。38イニング連続でタイムリーが出ていないという勝負弱さだ。猛牛との首位攻防3連戦に3連敗し、2位で4度のVを誇る交流戦に突入。セ・リーグ相手に、チャンスで打て!!!

 あまりにも情けない。今季初の同一カード3連戦3連敗。3試合とも逆転負けで、合計得点はわずか4だ。「う~ん…」。秋山監督は深くうなだれるしかなかった。京セラドーム大阪では2011年7月1~3日以来の3連戦3連敗。敗因は明らかに精彩を欠いた攻撃陣にあった。

 初回。中村、本多の連続安打と内川の四球で、いきなり無死満塁のチャンスをつくった。連敗の嫌な流れを断ち切るためにも大量点を狙いたいところだが、4番李大浩は相手先発の松葉に4球全て内角にスライダーを投げ込まれ、三ゴロ併殺。初回の得点はこの間の1点に終わり、今季1勝の松葉を助けた。

 李大浩は初戦で3点を追う8回無死一、二塁に二ゴロ併殺。2戦目は初回1死一、三塁の先制機で遊ゴロ併殺と、首位攻防3連戦で大ブレーキとなった。しかも、この日は初回の併殺後、走者なしの場面で2安打。あまりにも皮肉だった。「何もありません」。責任を重く感じているのか、主砲は3日連続で“沈黙”を貫いたが、現実から逃げていると思われても仕方ない行動だ。

 続く2回には先頭柳田が右前打で出塁しながら、8番鶴岡が犠打を失敗(捕邪飛)。ここでも立ち上がりが不安定だった松葉を助け、直後の6失点に直結させてしまった。「あれは鶴岡のミス。本人が一番分かっていると思う。若手じゃないんだから。練習するしかない」。藤本打撃コーチは“断罪”した。

 拙攻で勢いを失った打線に、5点のビハインドは大きすぎた。6回には無死二、三塁の好機をつくりながら、得点は相手失策の間に挙げた1点のみ。15日のロッテ戦(QVCマリン)2回からの連続イニング適時打なしは「38」にまで伸びてしまった。

 「(初回は)2点は取らんとな。あとは6回。一気に(点を)取らないと。点は取れるところで取らないとな」。この3連戦で同じような攻撃を繰り返した打線に、秋山監督は奮起を求めた。

 明日20日からは4度の優勝を誇る得意の交流戦がスタート。ただ不安を抱えたままの突入となる。「シーズン中と同じようにね」。指揮官が思い描くビジョンとは、どういう野球か。再度チームに浸透させるには、ちょうどいいタイミングかもしれない。(石田泰隆)


=2014/05/19付 西日本スポーツ=

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