内川が肉離れ、登録抹消 吉村が昇格

 ショック癒えず-。不動の3番、内川聖一外野手(31)が右大臀(だいでん)筋の肉離れで出場選手登録を抹消された26日、秋山ホークスは延長12回を戦い、中日と1-1で引き分けた。李大浩内野手(31)が意地の先制7号ソロを放ちながら、同点に追い付かれ、延長戦に突入。交流戦中の復帰が絶望的となった内川不在をカバーするため、攻守で懸命なプレーを続けたが、結局、白星をつかめなかった。

 福岡ソフトバンクの内川聖一外野手(31)が26日、福岡市内の病院で右大臀(だいでん)筋の肉離れと診断され、出場選手登録を抹消された。数日間安静が必要で、今週末から西戸崎室内練習場でリハビリを開始予定。交流戦期間中の戦列復帰は厳しい状況となった。

 重症だった。24日の阪神戦(ヤフオクドーム)で今季初めて欠場した内川は、チームの名古屋遠征に同行せず福岡に残留。当初は26日の検査後、28日のDeNA戦(横浜)に備え27日から1軍に合流する予定だったが、検査で肉離れが判明。中日戦開始前に、秋山監督は「診断結果を受けて」と抹消理由を説明した。

 詳細な検査結果の報告を受けた新井チーフトレーナーは「痛みがひくまで10日間という診断。今週末から上半身を中心にリハビリを始めることになる。ジョグやランニングなどは痛みがひいてからになるだろう」と説明。箇所こそ違うが、内川は2011年に右太もも裏を肉離れした際に復帰まで約1カ月を要した。本格的に体を動かし、打撃練習再開、2軍戦での実戦復帰などを考えると、戦列復帰は早くても交流戦の終盤か6月27日のリーグ戦再開後になりそうだ。

 内川は開幕から不動の3番を務め、打率3割2分4厘、10本塁打、30打点を挙げるなどタカ打線をけん引してきた。一方で4月中旬から右臀部(でんぶ)を痛め、出場は左翼が27試合、DHが18試合。前カード23日の阪神戦で三ゴロ(記録は失策)を放ち、一塁へ走りだした際に状態を悪化させ途中交代。その後ここまで2試合連続で欠場していた。

 26日は内川の代替要員を補充せず、ベンチ入り25人枠を使い切らずに24人で臨んだが、2軍で打撃好調な吉村の昇格が決定。27日に1軍に合流する。

 内川の調整について藤井打撃コーチは「抹消したからにはしっかり治してベストの状態で戻ってきてほしい」と、長いシーズンを見据えて首脳陣は復帰を焦らせず完治を最優先させる方針だ。「打線の柱」を欠くことになった秋山ホークスは決め手を欠き、延長の末、この日の中日戦で引き分け。交流戦の連覇、通算5度目の優勝に向けて暗雲が垂れ込めてきた。


=2014/05/27付 西日本スポーツ=

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