秋山、ロッテ伊東監督と一触即発 警告試合

 「ケンカ上等」も痛恨ドロー! いつもは冷静な秋山幸二監督(52)が死球をめぐって血相を変えた。6回に2番手森のサブローへの死球で、両軍がベンチを飛び出すと、西武時代の同僚、伊東監督と一触即発のにらみ合い。これで警告試合となった一戦は、9回に守護神サファテが1点のリードを守りきれずに痛い引き分け。敗れた2位オリックスとの差は0・5ゲーム差に広がったが、3年ぶりの首位ターン決定はお預けになった。

 救援陣たたえる

 時計の針は既に午後10時半を回っていた。ホークスの勝ちがなくなっていた延長12回裏。秋山監督がこの試合にかける執念を見せた。この回から登板した嘉弥真が2死から四球を与えると、迷わず8番手の柳瀬を投入。妥協を排除した采配で引き分けに持ち込んだ。

 「(10、11回に)森福が頑張ったし(中継ぎ陣が)踏ん張ったな」。守護神サファテの乱調で勝ちきれなかったが、いつもは冷静な秋山監督が先頭で「ケンカ上等」の気迫をみなぎらせた一戦。鬼気迫る表情はチームの闘争心をかき立てた。

 6回だ。2死二塁から2番手の森が投じた2球目の直球が、サブローの左腰付近を直撃。激高したサブローがマウンドに向かって歩き出すと、両軍ベンチから選手、コーチが飛び出しホームベース付近で「一触即発」の小競り合いとなった。

 前日14日にはスタンリッジが、危険球退場となったブラゼルへの頭部死球も含めて1イニング3死球を与えた。この伏線もあり、ロッテ伊東監督が計4死球をアピールするように指を4本立てて、ホークス首脳陣に詰め寄った。秋山監督も一歩も引かず、血相を変えて前進。約50センチの距離で指揮官同士が顔を突き合わせ口論となった。

 秋山監督「真剣勝負でやってんだから。選手もいいかげんにやってんじゃない。お互い真剣勝負でやってんだから」

2戦で与4死球

 2試合で4死球を与えたことは事実だが、「ファイティングポーズ」を崩さなかった理由を試合後に明かした。その思いが通じたのか、同点の7回は下位がつくった好機で1番中村が適時打。継投でリードを守り、勝利まであと1死までこぎつけたが、サファテの救援失敗が誤算だった。

 激しいマッチレースを繰り広げる2位オリックスが敗れ、ゲーム差は0・5差に広がったが、3年ぶりの首位ターンはお預けとなった。16日は前半戦ラストゲーム。「明日(16日)も総力戦だな」。秋山ホークスが「ケンカ上等」の姿勢で、日本一まで突き進む。 (倉成孝史)

=2014/07/16付 西日本スポーツ=

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