Mの重圧、今季初の4連敗

 いつまで待たせるの…。首位ホークスがマジック王手から今季初の4連敗を喫した。2位オリックスがサヨナラ負けしたにもかかわらず、まさかのお付き合い。攻守にミスが出た上、最後は五十嵐亮太投手(35)が痛打され、ジ・エンドだ。秋山幸二監督(52)から重圧に負けていると奮起を促されながらも、4カード連続の負け越しとなった。2・5ゲーム差で有利な状況に変わりないが、ここに来て信じられない失速ぶり。きょうこそ、スッキリさせてくれ!!

 負の連鎖を断ち切れない。5位に低迷する西武相手に今季6度目のサヨナラ負け。「プレッシャーだよ、プレッシャー。一番はプレッシャー」。優勝マジック点灯目前で今季初の4連敗に、秋山監督は前夜(19日)と同じ言葉を繰り返し、悔しい敗戦を振り返った。

 延長10回。チーム事情から守護神サファテの後を託された五十嵐が痛打された。先頭の金子侑からの連打などで無死二、三塁のピンチを背負うと、途中出場の脇谷に中前打。まさかの3連打で熱戦に終止符を打たれた。

 「いつもできていることができてない」。秋山監督は今季最大4点差をひっくり返されての痛恨1敗に苦言を呈した。4回に明石が適時失策。6回に岩崎が許した2ランは、先頭打者を歩かせた直後と防げるものばかり。そして極め付きは、9回の走塁ミスだった。

 2四死球などで2死一、二塁と勝ち越しのチャンスをつくり、代打長谷川が左前打を放った。西武外野陣は極端な前進守備を敷いていたが、笘篠三塁ベースコーチは二走の柳田に本塁突入を指示。それを信じた一走の内川も二塁を蹴って三塁へ向かおうとしたが、際どいタイミングだったため、柳田が自分の判断で三塁ストップした。これを見た内川は慌てて二塁へ帰塁したが、間に合わずにアウトとなった。

 笘篠コーチは「(柳田は)何で(三塁で)止まるのか分からない。内川がおとりで(三塁へ)行くのはセオリー。間違ってない。アウトになったらこっちの責任だから、(本塁へ)行ってもらわないと」と厳しい表情だった。結果的にオーバーランで走塁死となった内川も「(笘篠コーチが)手を回しているのが見えた。(返球の)ボールが通過したのが見えたので(三塁へ向かいながら)前を見たら(柳田が)止まっていたので(二塁へ)戻りきれなかった」と悪夢の場面を悔やんだ。

 今季最後の天王山となった前カードのオリックス戦もミスが目立ち、差を詰められたばかり。前夜も四球に暴投が絡んで一発を浴びるなど明らかに自分たちの野球ができず、4日連続で優勝マジック点灯に失敗した。チームはこれで今季ワーストの4カード連続負け越しが決定。2位オリックスと連日の“共倒れ”が救いなどとは、もう言っていられない。「開き直ってやるしかない」。秋山監督の言葉にも、どこか焦りの色が見え隠れする。 (石田泰隆)

=2014/09/21付 西日本スポーツ=

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