お帰り優勝請負人 タカ新指揮官に工藤さん ファン「監督でも日本一を」

今春のソフトバンクの宮崎キャンプを訪れ、森福(右)と話す工藤氏=宮崎市の生目の杜運動公園 拡大

今春のソフトバンクの宮崎キャンプを訪れ、森福(右)と話す工藤氏=宮崎市の生目の杜運動公園

 球界きっての優勝請負人が福岡に帰ってくる。エース左腕の代名詞となった背番号「47」を背負い、セ、パ両リーグで活躍した野球解説者の工藤公康さん(51)の福岡ソフトバンクホークス新監督就任が16日、確実になった。秋山幸二監督(52)の電撃辞任表明から2日。福岡の街角では、工藤さんが采配を受け継ぐことを朗報と受け止める声が目立った。 

 西武ライオンズ時代からの工藤ファンという福岡市南区の会社員鳥飼信夫さん(52)は「明るいキャラクターが好き。理論派で、分析力もある。監督としての力は未知数だが、ピッチャーの起用などを的確にしてくれるのでは」。同区の会社員の男性(56)は「監督になって当然と思っていた。現役を長く続けた工藤さんだからこそ、選手たちの精神面の強さを育ててほしい」と期待する。

 俳優の長男・阿須加(あすか)さん(23)、プロゴルファーの長女・遥加さん(21)など5人の子を持つ工藤さん。太宰府市の蔵田康子さん(69)は「カリスマ性のある秋山監督に対し、工藤さんは庶民的。子煩悩で家庭的でもある。若い人をどんどん育ててほしい」と語る。

 工藤さんは99年、ホークスが福岡への本拠地移転後初の日本一に輝いた直後にフリーエージェント(FA)宣言し、球団を離れた。福岡市南区の松本宏さん(81)は「今度は福岡に根を下ろし、監督として日本一を目指してほしい」。

 当時、よく利用していたという福岡西鉄タクシー(同区)によると、工藤さんは福岡を離れる際、約400人の社員全員におかきを1箱ずつ配ったという。総務課長の田村成史さん(39)は「乗務員にも気さくに話しかけてくれ人気があった。ぜひまた、日本一を目指すお手伝いをしたい」と声を弾ませた。

 工藤さんの行きつけだったという同区の喫茶店「長崎阿蘭陀珈琲館」の店長佐護義仁さん(51)は「ぜひまたご来店いただいて(店一押しの)ちゃんぽんを食べてほしい」と歓迎。リーグ優勝を果たしたホークスにも「日本一を達成して秋山監督の花道を飾り、工藤新監督に流れをつないでほしい」とエールを送った。


=2014/10/16付 西日本新聞夕刊=

工藤氏、残留願う15万人署名に直筆でお礼していた

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