ドームDJも熱く戦う! 28日、福岡で日本シリーズ第3戦

試合前にスタンドを盛り上げるDJツバサさん(中央)=福岡市中央区のヤフオクドーム 拡大

試合前にスタンドを盛り上げるDJツバサさん(中央)=福岡市中央区のヤフオクドーム

 1勝1敗となったプロ野球日本シリーズは、28日から福岡ソフトバンクホークスの本拠地ヤフオクドーム(福岡市中央区)に決戦の舞台を移す。ホークスの勝利に欠かせない地元ファンの大声援。それを盛り上げるのが、今春からスタジアムDJを務める「ツバサ」こと藤沢翼さん(36)だ。「ファンの背中を熱く押すのが僕の仕事」。日本一に向けて“声の助っ人”が阪神タイガースを迎え撃つ。

 「日本シリーズも一緒に応援していこうね!」。シリーズ進出を決めた20日の試合終了後、球場に響く張りのあるアナウンスが、スタンドの歓声を一段と大きくさせた。選手名のコール、イニング間のCM、試合前後のグラウンドでのパフォーマンス…。卓越した話術はスタンドの空気を一変させる。

 香川県出身。中学時代からラジオ好きで、大学卒業後に愛媛県のサッカーチームに売り込んでスタジアムDJになった。地元FM局で腕を磨き、四国で野球の独立リーグが発足すると球団側から声が掛かる。「スポーツが生活に溶け込んだ街をつくりたい」とファンの盛り上げに徹してきた。

 昨年末、ホークスのDJ募集を知った。「ファンが熱い。学ぶことが多いはず」。地元の有名DJを抑えて抜てきされたが、不安もあった。九州を知らない自分が受け入れられるか。長年のファンを引っ張れるか。転居の準備をしながら、求められる役割を考えた。

 迎えたリーグ開幕戦。観客が千人ほどの独立リーグと違い、約4万人がどよめく満員のスタンドに圧倒された。「試合の内容は覚えているけど、しゃべったことは覚えてない」。街でも道行く人や居酒屋の酔客が勝敗に一喜一憂する姿を見ると、地元の人たちのホークス愛を実感する。「こういうの、幸せだなって思うんですよ」

 いよいよ日本一を決める大舞台。「楽しんで今季の物語を完結させたい」

=2014/10/27 西日本新聞=

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