侍ジャパンを倒した男、江川の決意

4回1死二塁、左前に先制打を放ち一塁に走る江川 拡大

4回1死二塁、左前に先制打を放ち一塁に走る江川

 スター軍団から主役の座を奪った。ヤフオクドームの今年最後のお立ち台。江川が充実感にあふれた声を響かせた。「絶対に勝つんだ、という気持ちでやりました」。4回に両軍唯一の打点をたたき出した男は、背水の決意をプレーに込めた。

 4回1死二塁。フルカウントからの6球目。岩田の直球をコンパクトに振り抜いた。打球は三塁手の頭上を越える左前適時打。「つなぐ気持ちだった」。初回は藤浪の速球に3球三振。4回も岩田に3球で追い込まれたが、最後は粘り勝った。

 プロ10年目の今季は39試合、37打席の出場にとどまった。スタメンは5月4日の楽天戦のみ。ポストシーズンも見せ場はつくれなかった。それだけに今回の壮行試合の活躍を「今季2度目のスタメンです! 一応、4番ですし、先制打を打てて良かった」と喜んだ。

 侍の小久保監督はホークスの先輩で、米国アリゾナ自主トレにも3度同行した。「全て自分の実になった」。その恩人の前で8回も左前打を放ち、両チーム唯一のマルチ安打でもアピール。かつてのドラフト1位はどこまでも必死だった。

=2014/11/11付 西日本スポーツ=

PR

PR

注目のテーマ