年間MIPが決定、あの選手です!!

 今季最も印象に残る活躍を見せた福岡ソフトバンクの選手をファン投票で選出する年間MIP賞(西日本新聞社制定)が、柳田悠岐外野手(26)に決まった。4年目の今季は初めて全試合に出場し、チームトップの打率3割1分7厘、33盗塁、同2位の70打点をマーク。ポストシーズンも全試合に出場し、3年ぶりの日本一に貢献した。表彰式は24日にヤフオクドームで開催される「福岡ソフトバンクホークス ファンフェスティバル2014」(同実行委員会など主催)で行われる。

 ■全試合に出場

 タカ党に限らず全国の野球ファンをとりこにした。187センチ、95キロの体から繰り出す豪快なスイングに、俊足や強肩でも魅了。初めてベストナインとゴールデングラブ賞を受賞した。「いろいろラッキーな部分もあったけど、少しは自信になったと思う」。飛躍の一年を振り返り、柳田は充実した笑みを浮かべた。

 本塁打は自己最多の15本。目標の半分にとどまったものの、記憶に残るアーチを連発した。6月28日の西武戦では、西武ドームの右中間スタンドと屋根の間を抜ける推定140メートルの場外弾。初出場の球宴では第2戦で甲子園のバックスクリーン左に放り込み、MVPを獲得した。糸井(オリックス)に「日本人で一番飛ばす」と太鼓判を押され、本塁打王の中村(西武)を「フルスイングが強い」とうならせた。

 そんな長打力以上に躍進を支えたのが、安定感だ。打率はリーグ3位の3割1分7厘、出塁率も同2位の4割1分3厘。2ストライクまではフルスイング、追い込まれるとコンパクトに振る。柔軟な打撃で確実に安打を積み重ねた。シーズン終盤からポストシーズンは1番打者として能力を発揮。全試合に出場して日本一の瞬間を迎えた。

 ■侍Jでも活躍

 昨年もレギュラーをつかみかけながら、体調不良や右肩の負傷で離脱を繰り返した。巻き返しを誓い、今年は師と仰ぐ糸井の自主トレに参加。1日6時間に及ぶ過酷な内容に「完璧な糸井さんでも陰で努力していた。自分も頑張らないと」と意識が高まった。食事は進んで野菜を取り、睡眠も6時間は確保。あらゆる面の成長を、グラウンドでの結果につなげた。

 シーズンの勢いそのままに、初選出された侍ジャパンの一員で出場した日米野球ではMVPを獲得。米国の猛者たちをも驚かせたが、本人は謙虚だ。「来季はまたレギュラー争いから頑張らないと」。ホークスの外野には内川、長谷川、中村らタイトルホルダーがずらり。ハイレベルな競争を乗り越えて、ギータはさらに進化する。

=2014/11/24付 西日本スポーツ=

PR

PR

注目のテーマ