ドラ3古沢、憧れはあのビッグマウスだった

入団合意会見で九州国際大付高の若生正広前監督(前列右)に「よかったな」と肩をたたかれる古沢勝吾。後ろは両親 拡大

入団合意会見で九州国際大付高の若生正広前監督(前列右)に「よかったな」と肩をたたかれる古沢勝吾。後ろは両親

 福岡ソフトバンクにドラフト3位で指名された福岡・九州国際大付高の古沢勝吾内野手(18)=178センチ、80キロ、右投げ右打ち=が、サッカー日本代表の本田圭佑(28)=ACミラン=への憧れを明かした。23日、北九州市内のホテルで球団と交渉し、契約金5000万円、年俸600万円で入団に合意した。「ビッグマウス」と言われながらも次々と目標を実現した本田のように、大きな野望を胸にプロの世界に飛び込む決意だ。 (金額は推定)

 ■どん欲さに共感

 夢は大きければ大きいほどいい。永山勝アマスカウトチーフらとの交渉を終えた古沢は、次々と名前を挙げて野望を語りだした。「日本を代表する選手になる」「(ロッテの)井口さんを超えたい」「松田さんの打撃と今宮さんの守備を身につける」。現時点では大きすぎる夢でもあえて口にすることで、自分を追い込みたいという。

 有言実行の意味に気付かせてくれたのは野球界の人物ではなく、意外にもサッカー日本代表のエース本田だった。小さいころから「野球は見るより実際するスポーツ」と考えていた古沢にとって、観戦はサッカーの方が好きだったという。

 中でも心を奪われたのが本田の言葉だ。「インタビューがかっこいいですね」。ふてぶてしいまでに大きな夢を語る本田を見ると興奮するのだという。「フリーキックを味方から奪って蹴ろうとするところなんか最高です」。闘争心は常にむき出しで、ピッチ上でどん欲さを前面に出している姿にも共感する。

 古沢も小学生のころから「プロに入る」と堂々と宣言。高校入学後も大学進学を勧める周囲の声には耳を貸さず、プロ志望を貫き木製バットでの素振りを続けてきた。交渉に同席した同校の若生正広前監督も「体はもうしっかりできている。スピードに慣れれば、プロでもすぐに活躍できる」と期待を寄せた。

 当面の目標は「少しでも早く上がりたい」と1軍でのプレーに設定したが、もちろんそこは通過点だ。「やるからには死ぬ気でやる。気迫では負けたくない」。闘争心あふれる18歳が、有言実行の信念に基づいて数々の目標を実現させる。 (永松幸治)

=2014/11/24付 西日本スポーツ=

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