35万人 感謝の波 秋山前監督送る笑顔 ホークスパレード

福岡市中央区の天神交差点に詰めかけた大勢のホークスファン=24日午前(代表撮影) 拡大

福岡市中央区の天神交差点に詰めかけた大勢のホークスファン=24日午前(代表撮影)

ファンに手を振る秋山幸二前監督(左)と孫正義オーナー=同日午前、福岡市中央区

 「お疲れさま」「ありがとう」-。約35万人が詰めかけた福岡ソフトバンクホークスの優勝祝賀パレードがあった24日、誰よりも大きな声援を浴びたのは秋山幸二前監督だった。日本一を置き土産に最後までファンサービスに徹した。感謝の声は途切れず、孫正義オーナーも「最高の花道になった」とほほ笑んだ。

 黒いジャンパー姿の秋山前監督を乗せたオープンカーが通りに姿を見せると、ファンが一斉に小旗を振り「監督!!」「アッキー」と声を張り上げた。同乗したのは孫オーナーと松田宣浩選手会長。勝負強い打撃で、球界を代表する選手になった「マッチ」こと松田選手の基礎をつくったのが、秋山前監督だった。

 ホークス入団後、プロの壁にぶち当たり、2軍落ちしていた松田選手の打撃改造を当時2軍監督だった秋山前監督が指導、飛躍の土台を築いた。佐賀県の女性ファン(43)は「秋山さんあってのマッチ。最後の日にふさわしい光景です」と表情を崩した。

 長崎県大村市の村本博さん(57)は、2005年に2軍監督に就任した時の背番号「79」のサイン入りジャンパーを着て駆け付けた。「最後の姿が見られて感無量。現役時代から秋山命ですから」と声を震わせた。

 最終戦で勝ち取った今シーズンの優勝。秋山前監督は涙を流し選手と抱き合った。福岡県大野城市の主婦米村千津子さん(46)はあの時とは違う微妙な変化をパレードで感じ取った。「監督時代よりも柔和な穏やかな表情で、なんだかほっとしました」と語った。

 来季は工藤公康新監督が指揮を執り、大リーガーの松坂大輔投手が加入する。大分市の児玉礼美さん(43)は「工藤さんは投手を育てるのが上手なはず。強いチームをつくって秋山さんを安心させてほしい」と期待を寄せた。

=2014/11/25付 西日本新聞朝刊=

PR

PR

注目のテーマ