HKT48 初紅白 劇場デビュー3周年の日に朗報

HKT48単独での紅白歌合戦初出場の報を受け、喜びを語った(左から)後藤泉、植木南央、田中菜津美、冨吉明日香(撮影・古川泰裕) 拡大

HKT48単独での紅白歌合戦初出場の報を受け、喜びを語った(左から)後藤泉、植木南央、田中菜津美、冨吉明日香(撮影・古川泰裕)

 大みそかの全国のお茶の間にハカタの笑顔をお届けします!! HKT48が、NHKの「第65回紅白歌合戦」にグループ単独で初出場することが26日、発表された。劇場公演のスタートから、ちょうど3周年の日に届けられた、とっておきの朗報。日本中のアーティストが目指す栄えある舞台で、少女たちが大躍進の1年間の集大成を見せる。

 ●実感わかない

 九州統一、そして全国統一を目指し、ひた走り続けてきた47人に、最高のビッグサプライズが待っていた。その年で、めざましい活躍を果たしたトップアーティストだけに許されるステージ。福岡を拠点に、全国を席巻しつつある少女たちが、ついに「その場所」までたどり着いた。姉妹グループとの抱き合わせの選出ではない。「HKT48による」「HKT48だけ」の戦果だ。

 朗報に接した直後のメンバーは、あまりのビッグニュースに「実感がわかない」を繰り返した。「一昨年はAKBさんとして出られたんですけど、去年は出られなくて悔しかった」と語る1期生の植木南央は「今年はHKTとして単独なので…すごい。なんだろう…実感がないけど、ありがたいです」と、言葉を絞り出した。姉から教えられて、初めて知ったという2期生の後藤泉も「大みそかに予定があるっていいですよね」と、満面の笑みだ。

 シングルCDデビューを果たした昨年は、48グループで唯一の選外。「内心悔しい思いをしていた」と言いつつ、当時は「まだまだ、そこ(紅白)を目指せるスタート地点に立ったばかり」と語っていた指原莉乃をはじめ、メンバーにとって、紅白は「まだ先のこと」という印象もあった。

 昨年、松岡菜摘は「(単独で)出たいとは思いますけど…めっちゃすごいところじゃないですか」、田島芽瑠も「デビューしたばかりだから…2、3年後くらいかな」と、話していた。遠すぎて、想像することさえおこがましい。メンバーにとっては、それほどまでに格式の高かった大みそかのNHKホール。それが、大躍進の1年を経て、現実のものとなった。

 ●指原の功績大

 3年前の11月26日。1期生21人で歩み始めた彼女たちは、九州7県ツアー、アリーナツアーを通じて大きく成長した。12年の6月に加入し、プロデューサーさながらの役割も果たしてきた指原の功績は小さくない。オリジナル曲が少ないことを逆手にとり、昔懐かしいアイドル曲を歌うなど、会場すべてのファンに楽しんでもらおうと工夫された公演は、「グループで一番楽しい」と知られるようになった。

 その評価は、今年4月のさいたまスーパーアリーナの単独コンサートで確固たるものとなり、AKB48総選挙で14人がランクインするという躍進につながった。中でも宮脇咲良は11位に入るという快挙を達成。26日発売のAKB48の38thシングル「希望的リフレイン」で、渡辺麻友とダブルセンターに抜てきされ、全国放送の番組を見た人々から「あの子誰? AKBの新人?」「センターの子がかわいい!」と話題になっている。HKT48は「福岡の」ではなく「全国の」アイドルとなった。

 大みそかのステージには、“同郷”の先輩も数多く集まる。福岡出身の椎名林檎や大先輩アイドルの松田聖子、郷ひろみに徳永英明、氷川きよし。長渕剛は鹿児島出身で、美輪明宏と福山雅治は長崎出身だ。地元・九州の暖かさも、そこかしこに感じられる大みそかの夜。少女たちの最高の笑顔が、新たな1年を走りだすエネルギーとなる。 (古川泰裕)

=2014/11/27付 西日本スポーツ=

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