今、僕らは風になる 思うままに どこへも行ける HKT48デビュー3周年

3周年記念特別公演で客席を盛り上げるHKT48(撮影・古川泰裕) 拡大

3周年記念特別公演で客席を盛り上げるHKT48(撮影・古川泰裕)

 ●全員参加して記念特別公演
 
 劇場公演デビュー3周年を26日に迎えたHKT48。彼女たちの「3周年記念特別公演」が22日、福岡市のHKT48劇場で開かれた。スケジュールの都合で記念日の26日に実施することはできなかったが、昨年までと同じように、所属メンバーが全員参加。濃密な3年間を振り返り、たどり着いた現在地を確認するかのように、慣れ親しんだ劇場で23曲を披露した。 (古川泰裕)

 ●あの日と同じ

 「H、ひとりじゃない、みんながおるけん!! K、心をひとつに!! T、楽しみながら正確に!! みんな大好きありがとう!! うちらはHKT48!!」

 開演を待ちわびる劇場に緞帳(どんちょう)の向こうから、はじけるような声が響いた。3年前にも舞台裏で聞くことができたであろう、HKT48オリジナルのかけ声。「始まりの日」をフラッシュバックさせるような“演出”とともに、節目の公演の幕が開いた。

 1曲目は、かけ声の勢いもそのままに、1期生による「僕らの風」(「手をつなぎながら」公演より)。HKT48劇場に最初に鳴り響いたイントロとともに、懐かしい衣装を身にまとった14人が飛び出した。あの時とは違う自信に満ちた表情。積み重ねた経験と仲間への信頼があふれ出ていた。

 続く2期生。彼女たちにとって初めての公演から「PARTYが始まるよ」を披露。SKE48に移籍した谷真理佳をのぞき、ひとりとして欠けることなく、ともに歩いてきた絆が20人の強さの証しだ。

 ●足取り確かめ

 初々しさを残しながらも成長著しい3期生は、研究生オリジナル曲の「覚えてください」を、かわいらしく歌う。移籍などで途中加入した指原莉乃、多田愛佳、木本花音、山本茉央の4人は「よっしゃーHKT!」を歌いながら、「私たちを認めてください」と、泣きまねをしつつ懇願。客席が笑いに包まれる。そんな「お願い」もネタになるほど、ファンに受け入れられた彼女たち。誰を欠いても、今日のHKT48にはたどり着けなかっただろう。

 ユニット曲を挟んだ後は、現在各チームで行っている劇場公演のナンバーに加え、最新シングルに収録された「チームの曲」。客席を巻き込みながら盛り上がるHの「アイドルの王者」、宮脇咲良の圧倒的な存在感が光るK4の「夏の前」は、まさに彼女たちの「現在地」だ。初めてのオリジナル曲「初恋バタフライ」や、すべてのシングル曲も出し惜しみせず歌い上げた。濃密な3年の足取りを確かめるかのようなセットリストは、あっという間にフィナーレを迎えた。

 ●速度上げ走る

 終盤、オリジナルメンバーとしてグループをけん引し続ける穴井千尋が、MCでファンに語りかける。

 「今年はツアーも始まって、より皆さんの声援を身近に感じられた1年でした。これからもグループとして成長し続けられるように、4年目も頑張っていきます」

 間断なく続くコンサートツアーに、チームの再編成、仲間との別れ、激しいポジション争い…。激動と進化の3年目を経て、ますます速度を上げ走り続ける彼女たち。4年目には、これまで以上に高い壁や、過酷な現実が待ち受けているかもしれない。だが、「常に成長し続けるグループでありたい」という穴井の願い通りなら、必ずや「みんな」で乗り越え、笑顔を届けてくれるに違いない。

 「今、僕らは風になる。思うままに、どこへも行ける」(「僕らの風」より)

 勢いを増し続ける西風が、全国を巻き込む旋風となる4年目が来た。

 ●ドキュメンタリー映画の製作決まる 来年公開

 公演の終了直前には、ドキュメンタリー映画「DOCUMENTARYof HKT48(仮題)」(2015年公開)の製作が決まったことが、スクリーン映像で発表された。

 映画は、HKT48結成やメンバー変遷、「HKTのライブが一番楽しい」と言われるようになったいきさつなど、彼女たちの3年を映像で記録したもの。この日劇場で放映されたダイジェスト映像には、センター発表の瞬間やスタッフの怒声を浴びるメンバーの涙なども含まれており、より生々しいメンバーの思いに触れることができそうだ。

 朗報に接した穴井千尋は「最近、映画館で(ドキュメンタリーを)ポップコーンを食べながら見る夢を見た!」と明かし、目を丸くしてびっくり。兒玉遥は「いろいろ思い出した。自分たちも見たくなる」と感慨深げだった。

=2014/11/27付 西日本スポーツ=

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