元興南・島袋 プロでもトルネード投法

 ■新入団発表会見
 
 トルネードで沢村賞!! 福岡ソフトバンクの新入団発表会見が1日、福岡市内のホテルで行われた。ドラフト5位左腕の島袋洋奨投手(22)=沖縄・興南高-中大=は、プロでもトレードマークの「トルネード投法」を貫くと宣言。甲子園で春夏連覇した高校時代の輝きを取り戻し、沢村賞を狙う意気込みを明かした。ドラフト1位の松本裕樹投手(18)=盛岡大付高=は、斉藤和巳氏(本紙評論家)から継いだ背番号66をさらに偉大にする決意を表明。工藤ホークス1期生の5選手がプロでの希望と覚悟を口にした。

 ■フォームに自信

 澄んだ瞳に迷いはなかった。会見でドラフト上位指名選手から順に長所を答えた質疑応答のコーナー。最後に回ってきた島袋は言い切った。「トルネードと言われている自分の投球フォームに自信を持っています」。掲げた目標は初志貫徹。工藤新監督の前で、打者に背中を見せる独特な投法を貫く決意を示した。

 身長172センチの小柄な体から繰り出すダイナミックな投法は、興南高3年時に春夏連覇した甲子園で島袋を有名にしてきた代名詞だ。中大では左肘痛の影響もあって制球難に苦しんだが、本来は打者の方に向けたお尻を目印にコースを定めるのがトルネードの狙い。制球力を高めるためにも、築き上げたフォームへの信頼は揺るがない。

 「大学ではフォームがばらついていただけ。自分が積み上げた感覚は残したい」。首脳陣から矯正を命じられない限り、甲子園で輝きを放った投法で勝負する。

 ■復活に手応え!!

 復活の手応えはある。9月に大学の後輩の紹介で神戸市内のジム「WINNING BALL」を訪問。楽天の後藤光尊らを指導し、イチローの自主トレにも関わったことがあるスタッフから力をしっかり伝える体の動きを教わったことを明かし、「ボールがしっかり指にかかる感覚を取り戻した」という。

 下半身に負担のかかるフォームの維持と体力強化のため、現在は中大でインターバル走などを通じて鍛えている。「投手として一番上のタイトルを狙うのは当然」と沢村賞獲得を口にした。会見直前に背番号は39と知らされ「いい番号をいただけた」とニンマリ。新たな番号を打者に見せつけながら、トルネード旋風の新章を紡いでいく。 (末継智章)

=2014/12/02付 西日本スポーツ=

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