【西スポ特集】新鮮力よろしくネ HKT48 3期生9人 初インタビュー
11月2日、HKT48の3期生9人が、パジャマドライブ公演の初日にサプライズでお披露目された。すでに同公演の「純情主義」のバックダンサーで初パフォーマンスを経験し、初々しい自己紹介では大きな声援も浴びた。さらに、48グループの最小サイズの矢吹奈子(12)は「ウインクは3回」のセンターに立ち、早くもファンの間で話題になり始めている。九州7県単独ツアーも決まり、新たな局面へ突入しようとしているHKT48の新戦力。まだまだ硬さの残る9人に、HKT48劇場の扉をたたいた理由や、夢について聞いた。 (聞き手、構成・古川泰裕)
-HKT48に入ろうと思った理由を聞かせてください。まずは荒巻さんから
荒巻「2期生のオーディションを受けたけど落ちちゃって、2期生さんがいっぱいテレビに出てるのを見てたら悔しくなって、もう一回挑戦しました」
-最年長の栗原さん
栗原「もともとAKB48グループが好きで、HKT48劇場で『手をつなぎながら』公演を見て、私も入りたいと思ってオーディションを受けようと思いました」
坂本「私もAKB48グループが好きだったんですけど、HKT48の公演を見て『私もあんなふうに歌って踊りたい』と思ってオーディションを受けました」
-熊本県出身の田中さんは
田中「テレビのいろんな番組でAKBさんが出てるのを見て、笑顔や幸せをもらったので『次は私が』と思って、熊本からいちばん近いところで活動しているHKTを目指しました」
-佐賀県出身の筒井さんはいかがでしょう
筒井「AKBさんにずっとあこがれていたし、歌うことと踊ることが好きなので」
-外薗さんは
外薗「HKT48の1期生オーディションを受けたんですけど落ちてしまって…。2期生のときも受けようと思ったんですけど、自分に自信が持てるようになってから受けようと思って、3期生オーディションを受けました」
-矢吹さんは東京出身ですが、なぜHKTを選んだ?
矢吹「最初はAKBさんが好きだったんですけど…HKT48ができて…年齢も低いし…」
-より溶け込めそうだったと
矢吹「お母さんも『HKTが合ってるから受けてみる?』って言ってくれました」
-山内さんはどうですか
山内「私は安室奈美恵さんみたいに、オンリーワンなアーティストになりたくて、HKT48に入りました」
-山下さんは、ご両親のどちらかが海外出身なんですか
山下「お母さんがフィリピンの出身です。女優を目指してHKTに入りました」
-どんな女優さんが目標ですか?
山下「前田敦子(卒業生)さんです。AKB48のころから好きでした」
-栗原さんは、48グループでは誰が好きですか
栗原「最初は大島優子さんで、HKTでは本村碧唯さんが好きでした」
-田中さんが目標とする人は
田中「大島優子さんみたいに、全部をさらけ出せる人になりたいです」
-筒井さんは、AKBのどんなところが好きだったんですか
筒井「部活の試合(剣道)で負けたときに泣きながら家に帰ったとき、AKBさんの曲で元気をもらっていました」
-11月2日、パジャマドライブ公演の初日でお披露目
田中(「純情主義」のバックダンサーで出演)「とっても緊張したんですけど、先輩たちがいてくださったから、安心しました。終わった後も先輩からいろんなアドバイスをいただいたので、次出る公演で前よりもいいパフォーマンスをしようと思いました」
筒井「自己紹介のときの客席の反応がどうなるか不安だったんですけど、『莉子ちゃん』って声をかけてもらえたのがうれしかったです」
荒巻「劇場のステージと客席が思ったより近くて、もっと魅了できるように元気に大きく動いたほうがいいなって思いました」
-栗原さんは11月20日の「脳内パラダイス」に早くも出演
栗原「先輩たちの足を引っ張っちゃいけないと思って緊張しました。マイクを持って歌って踊るのが初めてだったんですけど、ファンの方が名前をコールしてくれたりして、すごく楽しかったです。まだ自分のパフォーマンスに集中しすぎて周りを見ていなかったので、これから頑張っていこうと思いました」
-矢吹さんは「ウインクは3回」のセンター。初めてのミュージックビデオ撮影はどうでしたか
矢吹「いつも一緒にいる3期のみんながいないから、緊張しすぎて、全然おなかすかなかった」
-11月26日の2周年記念特別公演に、3期生全員で出演
坂本「いつもより楽しめたというか、先輩たちの大事な記念日なんですけど、お祝い事だから、気持ち的にはリラックスしてできました」
筒井「入ってきたばかりの私たちが、3期生9人で『スカート、ひらり』をやれるっていうのがうれしくて、頑張って振りを覚えました」
-HKTの先輩であこがれてる人は
田中「入る前は田島(芽瑠)先輩にあこがれてたんですけど、入ってからは松岡(菜摘)先輩と宮脇(咲良)先輩にあこがれてます。田島先輩はメディアでも劇場でも表現力とかすごいし、宮脇先輩はバラエティー番組で見た演技がすごかったし、松岡先輩はいつも優しいです」
筒井「入る前は田島先輩だけだったんですけど、入った後は後藤(泉)先輩と岡田(栞奈)先輩にもあこがれています。私、すごくメークが下手なんですけど、今このメークも岡田先輩にアドバイスしてもらってやってるんです。後藤先輩は、声が私と同じハスキーボイスで、歌がとっても上手で、『脳内パラダイス』の『君はペガサス』で好きになりました」
-今後楽しみにしてることは
栗原「九州7県ツアーに3期生も参加させていただけるので、まずは九州の方にたくさん知っていただいて、全国に発信していけるように頑張ろうと思います」
-最後に、ファンの皆さんにメッセージを
山内「まだ入ったばかりだけど、先輩たちみたいな積極性を出していきたいし、今後つらいこともうれしいことも両方あると思うけど、3期生で一緒に乗り越えて、ファンの人たちに笑顔と元気を届けていけたらうれしいです」
◆HKT48・3期生 最年少は12歳の小学6年生、最年長は17歳の高校2年生。最大身長差も26センチと、幅広い個性の持ち主がそろった9人。48グループ最小サイズ・身長138センチの矢吹奈子は、AKB48の最新シングルに収録されるHKT48のオリジナル曲「ウインクは3回」のセンターに抜てきされた。田中美久はグループ唯一の熊本県出身で、筒井莉子も、ただ一人の佐賀県出身。2人の加入により、HKT48は沖縄県を除く九州全県に縁のあるメンバーが在籍するグループとなった。
=2013/12/10付 西日本スポーツ=