千賀 ゆるキャラ カーブ解禁 先発再転向へ剛腕新スタイル

投球練習をする千賀 拡大

投球練習をする千賀

 156キロ右腕がゆる~く変身する。右肩不調からの復活を目指す千賀滉大投手(21)が15日、実戦でのカーブ解禁を掲げた。腕の振りが緩くなるため試合では封印していたが、先発再転向を目指す今季は緩急を重視。110キロ前後のカーブも駆使して新スタイルを模索する方針だ。この日は今年初めて西戸崎室内練習場を訪れた工藤監督が見守る前でブルペン投球。チーム屈指の剛腕が“ゆるキャラ”としてよみがえる。

 ■「110キロぐらい」

 新指揮官に“キャラ変更”を訴えた。工藤監督が見つめる西戸崎室内練習場のブルペン。中腰の球団スタッフに対して38球中、カーブを5球程度織り交ぜた。「真っすぐだけでなく、緩い球があればいい。実戦で使わないという手はない」。復活を期する千賀が“ゆるキャラ”にシフトチェンジする考えを明かした。

 これまでも投球練習でスローカーブを投げることはあったが「腕の振りが緩くなるので、実戦で使えなかった」と封印してきた。ブレークした2013年は救援で51試合に登板。150キロ超の剛速球とフォークボールで三振の山を築いたが、飛躍が期待された昨年は6月に右肩の違和感を訴えて離脱した。並々ならぬ決意で臨む今年、新たなスタイルを模索する。

 激しい競争は覚悟の上で、先発再転向を目指すことを決めた。先発での成績は2012年に2試合で0勝。プロ初登板を含め、計4回2/3で7失点と散々だった。制球に苦しんだばかりか、当時の高山郁夫投手コーチ(現オリックス投手コーチ)に「カーブをしっかり覚えてこい」と緩急を求められた経緯がある。

 「理想は100キロを切るスローカーブだけど、理想ばかり言っても仕方ない。110キロぐらいでぐっと曲がる球があればいい」。千賀の自己最速は156キロ。カーブが110キロでも球速差は46キロとなる計算で、打者のタイミングを外すには十分と考えている。

 ■監督に質問へ

 現役通算224勝の工藤監督は大きく曲がるカーブが代名詞。佐藤投手コーチも楽天時代に田中将大(現ヤンキース)のカーブを改良させた実績がある。千賀はリハビリのため昨秋の宮崎キャンプは不参加で2人の指導を受けられなかった。その分「話を聞いてみたい気持ちは強い」と春季キャンプでアドバイスを求める姿勢を強調した。

 昨年末に、約半年ぶりの投球練習を再開したばかり。再発には細心の注意を払い、慎重を期して投げる際の力などを加減する。それでも「焦っても仕方ない。じっくり頑張りますよ」とゆる~く?決意表明。投球スタイルも調整も柔軟さを大事にしていく。 (末継智章)

=2015/01/16付 西日本スポーツ=

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