中田 ケンカ投法 「バッターよけるくらい」内角えぐる

ブルペンで投げ込む中田 拡大

ブルペンで投げ込む中田

 ■他球団研究返り討ち 2年連続2桁勝利だ
 
 ケンカ投法だ! 昨季チームトップタイの11勝をマークした中田賢一投手(32)が、自身初の2年連続2桁勝利に向けて内角攻めのフル活用を誓った。今キャンプ最多となる118球の熱投。さっそく「仮想・右打者」の懐を攻めまくった。

 ■直球の球威十分

 途中から右打席に入った佐藤投手コーチをのけぞらせた。打者とは違ってヘルメットを装着していない「無防備状態」でもお構いなし。次々に、ホームベースとバッターボックスの間に、球威十分の真っすぐを投じた。

 「バッターがよけるくらいの球を投げていかないといけない。同じ投げミスでも、真ん中側でなく打者側へという意識でやっている」。昨季の対戦データを踏まえて、今季は各球団が攻略しようと対策を立ててくる。それらを返り討ちして、連続2桁勝利を達成するための「ケンカ投法」だ。

 チームの方針とも重なる。昨季ホークス投手陣の与死球数は54。リーグで2番目に少なかった。もちろん故意にぶつけることは許されないが、佐藤投手コーチは「中田だけじゃなく、投手全員の課題。怖がらずに内角を突くことは、自分を助けることになる」と説明した。死球を恐れずに打者のインサイドをいかに突けるかが、投手陣のキーワードの一つでもある。

 中田は中日時代の2008年にリーグ最多の11死球を与えるなど、元来、細かい制球より球威で押していこうとする強気なタイプだ。「(キャンプは)順調。まずは真っすぐの走りを磨いていきたい」。キャンプ序盤は徹底してストレートにこだわって投げ込んでいる。そのストレートによる右打者の内角攻めは、調整段階が一つ進んだことの証しでもある。甘いマスクとは対照的な「ケンカ上等」の投球で、パの猛者たちをねじ伏せる。 (倉成孝史)

=2015/02/08付 西日本スポーツ=

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