震災復興支援 カートレース 福岡のボートレーサーら 発起人・平田忠則「もっと多くの参加を」

カートによるチャリティーイベント「平田忠則杯」のレース風景 拡大

カートによるチャリティーイベント「平田忠則杯」のレース風景

レース前、シートに座ってスタンバイする平田 メガホンを手に参加者にあいさつする平田忠則 表彰式を終えて写真に納まる参加者ら

▼義援金28万円寄付 
 福岡のボートレーサーが、職業にちなんだ“レース”のイベントを通じて東日本大震災への支援を続けている。福岡県筑紫野市のカートコース「A-ONEサーキット」で3月21日、参加者同士がレーシングカートで順位を競う「R9チャリティーカップ 平田忠則杯」が開かれ、参加者から東日本大震災への義援金28万7350円が集まった。浄財は、イベントの発起人であるボートレーサー平田忠則(38)=福岡支部=が「被害の甚大さに比べれば大した金額ではないが、わずかでも支援に役立ててほしい」として、西日本新聞民生事業団に寄託した。

▼11年から毎年開催

 イベントは2011年の大震災の際、平田が「ボートレース業界を通じてではなく、一個人として何か手助けできることはないか」と模索し、知人らと相談を重ねる中で発案した。11年度から年に数回ずつ開催し、もう4年。徴収する参加費の一部を義援金に充てることで、参加者はイベント自体を楽しみながら、自然な形で復興支援ができる仕組みになっている。

 14年度最終戦の今回は平田らボートレーサー5人をはじめ、自営業者やサラリーマンなど計17人が“参戦”。中には元カート選手という猛者も。これまでも、平田と同じ福岡支部の岡崎恭裕(28)、篠崎元志(29)や、福岡のS級競輪選手・坂本亮馬(29)など、業種も超えて多くの選手が参加し、イベントの盛り上がりを生み出してきた。

 イベントは予選と決勝を争い、強豪には距離ハンディを課すなどの運営の工夫で激戦を演出。今回も盛況の中で終了した。平田と共同でイベントを主催する輸入車販売・整備業「R9(アールナイン)」(福岡市)の田中良旺代表は「被災地ではまだ避難所生活の方たちがいる。今以上に復興が進めば」と、東北の地に思いを寄せる。

 イベントは新年度も開催する予定。平田は「今までも多くの仲間が趣旨に賛同し、駆けつけてくれた。本当にありがたいこと」と感謝しながら、「選手仲間や関係者、知人など、もっと多くの人に参加してもらえたらと思う」。未曽有の大災害を風化させないため、福岡発の復興イベントをさらに大きく育てていく意思を強く示した。


=2015/04/03付 西日本スポーツ=

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