武と知磨き東筑会心 シード校に逆転勝利3回戦へ 練習不足工夫で補う

【男子2回戦・新潟商‐東筑】シード校の新潟商を撃破し、喜ぶ東筑の選手たち 拡大

【男子2回戦・新潟商‐東筑】シード校の新潟商を撃破し、喜ぶ東筑の選手たち

 東筑が逆転勝ちで3回戦に駒を進めた。全国選抜16強の新潟商を撃破。「ちょっと泣きそうです」。相手の副将、大将を抜いた大将の鶴林大我(3年)は面を外すと、仲間たちと何度も拳を突き合わせた。

 中堅同士の対戦で敗れてリードを許したが、副将の村上大陸(りく・2年)が上段の相手中堅を食い止めて引き分けた。「2人なら勝てる。前が自分の負担を減らそうと頑張ってくれたから、その思いに応えたい」と試合に臨んだ鶴林は、相手副将に得意の小手返し面を決めて1本を先取すると、立て続けに追い込み面を決めた。大将同士の対戦も小手返し面と抜き胴で2本勝ちした。

 1965年に玉竜旗制覇を果たした伝統校で、県内有数の進学校。今年の九州選抜大会に出場した鶴林や全国中学校大会の個人戦で16強入りした村上らは文武両道を目指して汗を流した。部員には医学部志望者もいる。授業が長い日は1時間しか練習できないときもあるが、連続打ちの時間を長くするなど、通常のメニューを自分たちでより厳しくして工夫する。同校OBで就任7年目の富永敏郎監督も「主体性を持って取り組んでいる。こういうチームは初めて」とうなった。練習不足を補うため、鶴林や村上は学校での稽古後に別の道場にも足を運ぶ。

 福岡県では、一昨年の玉竜旗で優勝した福岡大大濠や今年の全国選抜大会で3位に入った東福岡など私立の強豪に全国大会への道を阻まれ続けた。玉竜旗が高校最後の大会となる鶴林は「できるだけみんなと長く剣道がしたい」。今年の目標は昨年の32強を上回ること。中堅の松村貴輝主将(3年)は「ベスト8を目指して頑張りたい」と誓った。東筑の夏はまだ終わらない。

=2013/07/28付 西日本新聞朝刊=

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