侍ジャパン切り札千賀 小久保監督「めど立った」

■あす1次Lキューバ戦

 切り札の千賀-。第4回WBC日本代表は5日、京セラドーム大阪で大会前最後の試合となるオリックスとの強化試合に臨み、5-3で競り勝った。6番手で登板した千賀滉大投手(24)=ソフトバンク=が7回からの1回2/3を無失点と好投。9回に代打の秋山翔吾外野手(28)=西武=が勝ち越しの2点三塁打を放った。日本代表は7日、東京ドームで初戦のキューバ戦に臨む。

■7回から登板

 剛球とお化けフォークを引っ提げ、世界に飛び出す準備は整った。本番前最後の実戦。千賀の出番は、同点の7回からだった。先頭若月に直球一本勝負、4球目のこの日最速152キロで空振り三振。続く駿太からフォークで見逃し三振を奪う。この回を1安打無失点で終えると、8回も続投。吉田正を逆球ながらも151キロで見逃し三振に封じ、続く代打吉田雄を二ゴロ。1回2/3を無四球・無失点で宮西にバトンを渡した。

 「打者と戦っていく気持ちでマウンドに上がれた。悩むことも多く、あまり良くもなかったけど。何とか良くなってきた」

■最速152キロ3K

 昨季12勝を挙げた先発でなく、初選出された昨秋から侍ジャパンでの役回りは救援だ。本番前の実戦、2月25日のソフトバンク戦は2回1失点、1四球も出し黒星の滑り出し。この日の試合後の第一声、「ストライクが入って良かった」も本音ではある。WBC公認球への対応より、投球動作の安定が課題としていた。前回1日の壮行試合、普段の本拠地ヤフオクドームで1イニングを三者凡退。「腕がしっかり振れる場所にフォームを持ってこられるようになった」。場所が変わっても好イメージを消さず、大阪のマウンドで確かめた。

 現状でクローザーは、2点差の9回に3人斬りを演じた右サイドの秋吉だ。小久保監督も試合後に「今の時点で第一候補。球の力もある」と明言。もっとも今年でプロ4年目、ヤクルトでの抑え経験も昨季途中から。有事の想定もある。

 次善の策は、元々救援で頭角を現した千賀。指揮官は「みんなそうだけど、いきなりは緊張してどうなるか分からない。荒れないのが分かった時点で、そういうこと(抑え起用)もある」と言う。つまり切り札-。大きな可能性を秘めて臨む、自身初めての国際大会。育成の星は「しっかり投げられるように頑張ります」と武者震いした。 (森 淳)

 2017/03/06付 西日本スポーツ

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