千賀まさか…4回7失点KO WBCの快投から一転悔投

 世界のSENGAが大乱調…。WBC後、ぶっつけ初登板となった千賀滉大投手(24)が自己ワーストの7失点で今季初黒星を喫した。3回に暴投で先制を許すと4回に3ランを浴びるなど6失点。4回限りで降板し、WBC組対決となった楽天・則本との投げ合いに敗れた。楽天との開幕連勝対決で大敗。ソフトバンクの連勝は3でストップした。

 5回のマウンドに千賀の姿はなかった。4回までに自己ワースト7失点。則本との侍対決で明暗が分かれた。試合後、開幕4連勝に沸く敵地に背を向けるように言葉を絞り出した。「今日は投手戦だ、と思ってマウンドに立った。こんな結果になり自分が情けない。野手の皆さんにも申し訳ない」

 1、2回はほぼ完璧だった。「調子自体は悪くなかった」。暗転したのは3回だ。先頭藤田の左前打から2死三塁とされ、ペゲーロの打席で投じたフォークがワンバウンド。甲斐がそらした間に、本塁を陥れられた。

 4回は悪い流れにのみ込まれた。1点を失い、なおも2死一、三塁。嶋の右前への打球にスライディングキャッチを試みた上林がはじいて適時打となった。茂木には初球スライダーを捉えられ、3ランを被弾。さらに暴投でこの回だけで6失点。大勢は決した。

 WBC本大会では4試合計11回で1失点と抜群の内容だった右腕の急変。工藤監督は「トレーナーからの報告はないので体の異常ではないと思う」と話すしかない。佐藤投手コーチは「(乱調は)予想外。最初から変化球が多かったから腕の振りが緩くなったのか」と最速151キロの直球を含めた配球面の課題も指摘した。

■初の育成コンビ反省

 育成ドラフトを経て同じ2011年に入団した甲斐と球界初の育成出身先発バッテリーを組んだが、反省材料ばかりが残った形だ。WBC公認球から日本の統一球に戻ったことへの不安を否定。米国での21日(日本時間22日)の準決勝米国戦から帰国後に調整登板を経なかったことについて「バッターどうこうより、自分の球が投げられていなかった」と影響を否定した。

 「いいところに投げよう、きれいに投げようと思わず、泥くさく投げていかないと」。昨季はビジター球場で8勝無敗。2013年6月29日ロッテ戦以来の「敵地」での黒星は、これ以上なく苦いものになった。 (谷光太郎)

 2017/04/05付 西日本スポーツ

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