自由ケ丘「よくやった」 応援団惜しみない拍手

3回裏に先制して喜びを爆発させる自由ケ丘の応援団 拡大

3回裏に先制して喜びを爆発させる自由ケ丘の応援団

延岡学園に敗れ、甲子園の土を持ち帰る自由ケ丘の選手たち

 第95回全国高校野球選手権大会で12日、県代表の自由ケ丘は延岡学園(宮崎)と対戦し、2-4で競り負けた。三回に先制し、四回には再びリードを奪ったものの、後は苦しい展開。五回に集中打を浴びて逆転を許し、終盤までの再三の好機に、あと一本が出なかった。しかし最後まで諦めない姿勢を見せたナインに、応援団は惜しみない拍手を送った。

 ◆初安打で先制点

 一、二回は無安打に抑えられ無得点。三回裏無死、失策で出塁した7番嶋孔明中堅手(3年)が三塁まで進む。1番尾崎雄太左翼手(3年)がチーム初安打の中前適時打を放ち先制すると、応援団の熱気は最高潮に。尾崎選手の父和見さん(48)は「この調子でどんどん打ってくれ!」と打線爆発に期待した。

 直後の四回表、主戦の久保拓真投手(2年)が踏ん張れない。死球の走者が盗塁で得点圏に進み、内野安打で同点に。久保投手の母美紀さん(41)は「調子が悪くてハラハラします。いつも通りに投げて」と祈る。

 四回裏、左中間を破る二塁打を放った渡辺永幸右翼手(3年)が三塁まで進み、本盗を決めて再びリードした。渡辺選手の父和文さん(56)は「芯は外していたけど、何とか打ってくれた。次は完璧な当たりを」。

 ◆五回に逆転許す

 五回表に3長短打を集められ2点を失い、ついに逆転を許した。ため息も漏れたスタンドで、チアリーディング部の2年桑鶴由茉部長(17)は「諦めずに頑張って!」と思わず叫んだ。

 七回表、相手4番打者の中越え大飛球に嶋中堅手が追いつくも、フェンスに激突して落球、三塁打となる。続く打者に適時打を打たれ2点差。嶋中堅手の父浩一さん(43)は「惜しかった。でもよく追いついた」。

 ◆あと一本が出ず

 七回裏、先頭打者の代打吉丸聖人選手(2年)が左中間に二塁打を放つ。しかし、好機に三者連続で打ち上げて凡退。八回表からは野田泰右主将(3年)がリリーフ登板し、2回を無失点に抑えた。父隆徳さん(50)は「これから粘りを見せてくれるはず」と逆転に望みをつないだ。

 2点リードされたまま迎えた九回裏2死。代打の梶原孝基選手(3年)がセンターに鋭い打球を放つも、中堅手の好捕に阻まれて試合終了。それでも応援団は、あいさつでスタンドに駆け寄るナインを笑顔で迎え、「よくやった」と温かい声援と拍手を送っていた。

=2013/08/13付 西日本新聞朝刊=

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