魅せた延学、打線爆発 桜色のスタンド大興奮

勝利の瞬間、大喜びする三塁側アルプス席の応援団 拡大

勝利の瞬間、大喜びする三塁側アルプス席の応援団

準々決勝進出を決め、笑顔で駆け出す延岡学園ナイン=18日、甲子園球場

 第95回全国高校野球選手権大会で宮崎県代表の延岡学園は18日、3回戦で弘前学院聖愛(青森)と対戦、投打ともに力を発揮して10-0で完勝、初の8強入りを果たした。ベスト8は県勢としては4年ぶり7回目。三塁側アルプス席の応援団は喜びを爆発させ、桜色のユニホームで初戦に続き好プレーを見せたナインに大きな拍手を送った。

 ◆初回から好調

 先発は初戦に続き奈須怜斗投手(3年)。初回、7球で三者凡退に抑える上々の立ち上がり。父利幸さん(41)は「初戦は四球スタートだった。今日は落ち着いている。球も走っている」と安どの表情。

 先制は三回。8番柳瀬直也捕手(3年)の内野安打、1番の梶原翔斗二塁手(3年)の左前打などで1死二、三塁のチャンスをつくる。相手投手の二塁けん制悪送球の間に柳瀬捕手が生還した。

 ◆中盤に集中打

 中盤には打線が爆発した。五回、柳瀬捕手が中越え二塁打で出塁。2死三塁となり2番松元聖也遊撃手(3年)が右越え三塁打を放ち得点。その後も2死一、三塁から4番岩重章仁右翼手(3年)の適時打で加点した。さらに2死一、二塁で5番浜田晋太朗左翼手(3年)が左中間に走者一掃の二塁打を放ち、計4得点。浜田左翼手の母由美さん(45)は「勢いに乗って打ってくれた」。

 それでも部員の渡辺悠也君(3年)は「まだ安心できない。追加点を」と表情を引き締めた。それが通じたのか六回も猛攻。3番坂元亮伍中堅手(3年)の適時打などで4点を奪った。

 ◆気持ち緩めず

 奈須投手は八回まで無失点の好投。宮崎大会開幕前まで主戦ながら、左腕骨折で出場できなくなった上米良有汰君(3年)はアルプス席で「これまでで一番の投球」と活躍を喜んだ。

 ナインは大量リードにも気持ちを緩めない。八回、梶原二塁手が絶妙のバントで出塁。1死一、二塁となった後、岩重右翼手の適時打で10点目。梶原二塁手の母亜希子さん(42)は「けがもあったが、久しぶりのセーフティーバントが決まり安心しました」と目を細めた。

 九回は井手一郎投手(2年)が三者凡退できっちりと締め、試合終了。応援団は「ありがとう」「すごいぞ」と感激の声を上げた。

=2013/08/19付 西日本新聞朝刊=

PR

PR

注目のテーマ