まるがめボート 半世紀ぶりスタンド一新

ガラス張りのメーンスタンド 拡大

ガラス張りのメーンスタンド

まるがめボート2階の一般席。机が標準装備だ 麺も具も各店の個性が楽しいうどん店 丸亀駅から徒歩圏内の丸亀城。天守閣からの景色もいい

 まるがめボート(香川県丸亀市)は昨年7月、大きく生まれ変わった。約半世紀ぶりの全面的なスタンド改修で、メーンスタンドは全面ガラス張りの近代的な施設に様変わり。一般席にも机が備え付けられるなど、以前にも増して快適な観戦環境が整った。フードコートもきれいに整備され、レースの合間の楽しみも充実。ゆったりと一日を過ごすことができるレース場だ。

    ◆総工費105億円◆    

 まるがめは1952年、中四国地区最初のレース場としてオープンした。旧スタンドは半世紀近く前の69年の建設。それを総工費105億円で全面的に建て替えた。

 新スタンドは、入場者数に応じて営業エリアを柔軟に区切ることができるなど、小回りの良さが特色。太陽光発電パネルを設置するなど省エネにも配慮している。

 客席の規模は都市部のレース場よりもコンパクト。その代わり、一般席(2階)にも机を備え付けるなど、一人一人の観戦環境は充実している。

   ◆3、4階に指定席◆   

 有料指定席はスタンド3階と4階。3階の「マリンシート」は1人席が1000円で、2人用のボックスシートが1500円。4階の「スカイシート」はいわゆるロイヤル席で、1人2000円。定員5人のグループシートもあり、団体利用のニーズに対応している。

    ◆名物タコ天健在◆   

 場内のグルメスポットは、3店舗が入居する2階のフードコートと1階のカフェ「まるかふぇ」の2カ所。フードコートでは丼物やカレーなどの定番のほか、もちろんうどんもラインナップ。旧スタンドの名物だった「たこ天」も、ここで引き続き食べられる。

 「まるかふぇ」は水面際の観戦スペース「水辺のテラス」に近く、観戦の合間にちょっと一服、といった利用に最適だ。

    ◆アクセス◆    

 丸亀市へのアクセスは、本州と四国を結ぶ瀬戸大橋の開通により、宇高連絡船(岡山・宇野-香川・高松)時代と比べて格段に便利になった。岡山からJR瀬戸大橋線に乗り換えれば丸亀までは特急で一本。新幹線との連絡も比較的良く、博多からは3時間も掛からない。朝のうちに出発すれば、ゆうゆうと昼前に到着する距離だ。

 丸亀駅からレース場までは、JRのダイヤに合わせて無料シャトルバスを運行。また、往復切符の帰りの切符を規定の時間内に持参すれば、限度額内で交通費を払い戻すサービスも行っている。

 無料駐車場も2000台以上とふんだんに確保され、車でも利用しやすい。

ナイター前に観光堪能

 まるがめボートはナイター開催とあって、昼すぎまでは周辺観光にたっぷりと充てることができる。瀬戸大橋を渡ってすぐと立地にも恵まれ、香川の観光の拠点にも最適のレース場だ。

  ◆まずは腹ごしらえ◆  

 B級グルメファンで香川を訪れたなら、絶対に外せないのがうどんだ。丸亀市内にも多数のうどん店があり、レース観戦の前にうどん屋さん巡りで腹ごしらえ―という旅程もお薦めだ。

 丸亀のB級グルメと言えばほかに、「骨付鳥」がうどんと並ぶ二枚看板。文字通り、骨が付いたまま焼かれた鳥のモモ肉で、骨を持ってガブリといけば、皮目がパリッ、身はジュワッ。コショウの効いたスパイシーな味は、ビールに最高に合う。市内には持ち帰り専門店もあるほど、地元民には浸透している。居酒屋でも、メニューの一つとして骨付鳥を置く店が年々増えてきている。

  ◆貸自転車が“足”に◆  

 これらのうどんや骨付鳥の店を巡る際に重宝するのが、市と観光協会が作成の「マップ」。丸亀駅など各所に置かれている。また“足”として威力を発揮するのが貸自転車。丸亀駅前で1日200円で貸し出している。

  ◆城とアートの旅も◆  

 日本一小さな現存木造天守を持つ丸亀城は、丸亀駅から徒歩圏内。石垣にさまざまな見どころがあるほか、天守閣から望む景色も格別だ。

 芸術ファンなら、丸亀駅前の「猪熊弦一郎現代美術館」が欠かせない。また今年は「瀬戸内国際芸術祭」の開催年で、丸亀市の島の一つ「本島」が同芸術祭の秋の会期(10月5日~11月4日)の会場になっており、アートな旅も楽しめる。

 そのほか、丸亀はうちわの生産量が全国の9割を占める特産品であることから、うちわの総合博物館「うちわの港ミュージアム」がある。

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