ソフトB内川、40年ぶり2人目の両リーグ首位打者 男の約束「丸刈り」罰ゲーム回避

40年ぶり2人目

 きっちりとヒットで締めた。4回2死、内川は唐川の2球目のカーブにタメをつくり、中前にポトリと落とす単打。この日4打数1安打、打率・338でレギュラーシーズンを終えた。「スッキリしたのが正直なところ。(移籍)1年目でタイトルを取れたのはうれしい」。FA移籍1年目の野手では初のタイトル獲得。両リーグ首位打者は、中日とロッテでタイトルを獲得した故・江藤慎一氏以来40年ぶりで史上2人目の快挙だ。

統一球影響なし

 低反発の統一球を導入した年。両リーグで唯一の打率3割2分以上と、まるで別次元にいた。「僕自身は(影響を)何も感じなかった」という要因の一つに王会長の助言を挙げた。「『練習では百二十パーセント体を使い、試合では八十パーセントで打つといい』と。教えの通りやると飛距離も伸びた。統一球の影響を感じずにやれた」。FA交渉の際に自ら出馬もしてくれた恩人に感謝した。

 父子で約束を守った。FA移籍して心機一転、横浜時代の先輩石井(広島)のもとを離れ、故郷大分で行った1月の自主トレ。父・一寛さん(54)の前で「打率3割3分」「首位打者」を宣言した。内川は明かす。「その場のノリというか勢いで、丸刈りを賭けて…」。大分・情報科学高の野球部監督を務める父の誓いは「県8強」。春夏は逃したが、今秋は優勝でクリアした。父が大分で選抜出場を目指して九州大会初戦に臨む前日、息子も達成の報告ができた。

 3試合連続のDH出場。6月に肉離れを負った右太ももはCSまでに万全の状態に近づけたいが、回復の度合いにかかわらず打棒に期待がかかる。「内川が来て良かったと言ってもらえるのは、日本一になってからだと思う」。金看板を引っ提げ、今度は悲願成就の立役者になる。 (森 淳)

2011/10/23付 西日本スポーツ

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