渡辺監督「門限なし」宣言 西武祝勝会 カンパーイはじけた!

 試合後、チームが宿泊する札幌市内のホテル玄関前の特設会場で祝勝会が開かれた。渡辺監督は「朝まで飲むぞ! 6時前に帰ってきたら罰金だ」と「門限なし」を宣言。赤田選手会長の「盛り上がっていこう」という掛け声を合図にビールかけが始まり、約1200本のビールが一気に空になった。また、西武ドームではパブリックビューイングを開催。約3000人が集まった。優勝が決まった後は渡辺監督の「応援ありがとう」という電話でのメッセージが流れ、ファンは大興奮だった。

 復活した左腕の存在は大きかった。昨年までの2年間、肩の故障で低迷し、今季は3年ぶりの2ケタ勝利を挙げた帆足が、胴上げのかかる一戦に先発。勝てなかったものの、堂々の投球を繰り広げた。

 6回を2失点。「大事な試合で先制点を取られて申し訳ないです」。それでも7三振を奪った内容は「胴上げ投手」にふさわしい。「勝ちたかったけど、優勝できたのでよかったです」と素直に喜んだ。

 肩の不安が消えた今季、チームは同じ左の先発、石井一を獲得した。「信用されていないのか…」。石井一が来ても「無視しようか」とさえ思ったという。それが投球論を戦わせるうちに魅了されていった。「カズさん(石井一)には無意味な球がない。すごい」。目の色が変わった。

 九州三菱自動車時代は午前中に練習し、午後は車の営業マンとして深夜まで得意先を接待。「営業に行っても追い返されることはなかった。すぐに事務所に上げてもらいました」。その親しみやすい人柄で涌井や岸ら若手投手陣を引っ張った。

 2004年の日本シリーズでは先発も経験。ポストシーズンの厳しさは分かっている。「きょうの借りはクライマックスシリーズで必ず返します」。誓いを胸に、新たな舞台に上がる。

 西武は、渡辺新監督によって若手の豪快な打撃を中心とした「伸び伸び野球」を展開し、昨年の5位から4年ぶりの頂点に立った。

西武優勝の歩み

 3・22 FA補強した石井一の好投で、渡辺監督が初勝利つかむ

 3・28 競り負けて単独最下位に沈む

 3・29 石井一が国内100勝を達成

 4・6  5連勝で今季初めて単独首位に立つ

 4・8  G・G・佐藤の逆転サヨナラ2ランでリーグ10勝一番乗り

 4・25 オリックス戦の延長11回に赤田がサヨナラ満塁本塁打

 4・30 5試合連続で1試合3本塁打以上をマーク(球団初)

 5・7  日本ハム戦で負けなしのダルビッシュから片岡がサヨナラ打

 5・11 帆足の2試合連続完封で今季2度目の6連勝

 5・15 西口が14年目で一番遅い初勝利

 6・1  中日戦で帆足が開幕6連勝を飾る

 6・17 今季初の3連敗

 6・23 6連敗で交流戦は10勝14敗と負け越し

 6・27 パでは54年ぶりの大宮開催

 6・28 西鉄の復刻イベント「ライオンズ・クラシック」が開幕

 7・17 北京五輪日本代表に涌井、中島、G・G・佐藤が選出される

 7・22 楽天戦で球団新の10者連続得点など14得点の猛攻で圧勝

 7・23 昨年の本塁打数(126本)を91試合目で超える

 7・29 球宴前は54勝41敗1分けの首位

 8・4  パ記録に並ぶ5イニング連続本塁打

 8・5  クライマックスシリーズ進出へのマジック「37」が初点灯

 8・11 球団通算4000勝を達成

 8・12 日本ハム戦で代打・江藤の決勝3ランでマジック点灯に王手

 8・19 優勝へのマジック「28」が初点灯

 8・27 中村の今季5度目の1試合2発で快勝

 8・31 ソフトバンク3連戦がいずれも引き分け。同一カード3連戦がすべて延長戦の末に引き分けるのはプロ野球史上初

 9・7  故障者が続出し、2位オリックスとの3連戦で負け越し

 9・10 3カード連続の負け越し

 9・15 9回の2本塁打で逆転勝ちし、マジックは1けたの「8」へ

 9・20 両リーグ一番乗りでクライマックスシリーズ進出決定

 9・26 4年ぶりのリーグ優勝

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