飲む点滴「甘酒とゴーヤーのおいしいスープ」
スポーツに打ち込む子どもを持つお母さん、毎日の食事メニューに頭を痛めていませんか? このコーナーではサッカー日本代表でも活躍したJ2アビスパ福岡・山瀬功治選手の妻、理恵子さんが考案したアスリートに適した食材で作る「アス飯(めし)」のレシピを紹介します。
甘酒は「飲む点滴」とも呼ばれます。アミノ酸が豊富で、ビタミンやミネラル、オリゴ糖、ブドウ糖などが含まれる“スーパードリンク”として、アスリートにとっての疲労回復効果も大学などの研究で立証されています。
この甘酒に豆乳、キムチ、ほうじ茶、ショウガ、ニンニクを加えます。そして、みそ。豆乳で味がマイルドになり、甘酒と豆乳の独特の風味をほうじ茶の香りや味で消すのです。キムチとみその相性も抜群。キムチ鍋などで分かるように味を引き立ててくれます。
豆乳はスタミナ切れの原因となるタンパク質の消耗をカバーし、乳酸発酵食品のキムチは免疫力アップに効果を発揮します。さらにキムチに含まれるクエン酸は疲労回復効果に威力を発揮。山瀬家の食卓では定番メニューだそうです。
こうしてできたスープに、強火でサッと炒めたゴーヤーとモヤシを加えます。モヤシのアスパラギン酸には甘酒などに含まれるミネラルの吸収を良くする働きがある上、ゴーヤーは加熱してもビタミンCが壊れにく長所があります。苦味のもとのモモルデシンという成分には消化促進効果も。理恵子さんは「良薬は口に苦し。この苦さが体を守ってくれます」とお勧めしています。
もっとも、苦味は豆乳で和らいでおり、思わず顔をしかめるようなことはありません。ゴーヤーが苦手というお子さんは多いかもしれませんが、きっとイメージが変わるはず。ぜひ一度、お試しあれ。
◆材料(2人分)
・甘酒(ノンアルコール) 200CC
・豆乳 200CC
・ゴーヤー 1/4本
・モヤシ 1/2袋
・キムチ 30グラム(お好みで調整)
・ニンニク、ショウガ 各1片
・みそ 大さじ1~2程度(お好みで調整)
・ほうじ茶のティーバッグ 1袋
・オリーブオイル、塩、こしょう 適量
◆作り方
(1)…小鍋に甘酒、豆乳、キムチ、ショウガとニンニクのすりおろし、ほうじ茶のティーバッグ1袋を入れて弱火でコトコト温める。
(2)…フライパンにオリーブオイルを熱し、薄くスライスしたゴーヤーを入れて強火で炒める。しんなりしてきたら、モヤシを入れてシャキシャキとした食感が残るようにさっと炒め、塩とこしょうで味を調えて火を止める。
(3)…(1)からほうじ茶のティーバッグを取り、仕上げにみそを入れて味を調える。器に注ぎ、上から(2)を盛り付ける。
◆山瀬理恵子(やませ・りえこ)1977年生まれ。北海道出身。小学校教諭を務めた後、山瀬功治(現J2福岡)と2003年に結婚。夫の両膝のけがを機にアスリートが最大限に力を発揮できる料理の研究を始め、故障を克服して日本代表でもプレーした夫を支える。フードコーディネーター、アスリートフードマイスターなど数々の資格を持ち、食や栄養に関する講演活動も行う。




























