秋の味覚で体づくり「サツマイモと柿の黒酢煮」

 スポーツに打ち込む子どもを持つお母さん、毎日の食事メニューに頭を痛めていませんか? このコーナーではサッカー日本代表でも活躍したJ2アビスパ福岡・山瀬功治選手の妻、理恵子さんが考案したアスリートに適した食材で作る「アス飯(めし)」のレシピを紹介します。

 秋の味覚はおいしいものばかり。美味なだけではなく栄養も満点なんです。でも、食卓に毎日並べるにはレパートリーが…。そんな方のために理恵子さんが珍しい2品を組み合わせたメニューを考えました。

 サツマイモにはエネルギー源となる炭水化物がたっぷり。でんぷんに守られているため加熱してもビタミンCが壊れにくいのが特長で、神経の働きや体内のカルシウムが排出されることを防ぐのに重要なカリウムも多く含まれています。血糖値の上昇も緩やか。体が喜ぶヘルシー食材です。

 皮には抗酸化作用のあるポリフェノール、腸内環境を整えるヤラピンという成分もあります。「ぜひ、皮ごと食べて」と理恵子さん。ただ、腹が張ったりガスがたまったりする点はアスリートにとっては注意が必要。「試合前にはおすすめしません。持久力トレーニング期や運動後の回復時などに」と食べるタイミングを教えてくれました。

 もう一つのメイン食材は柿。渋みのもとでもあるタンニンはポリフェノールの一種で、抗炎症作用や抗酸化作用のある優れた栄養分です。例えばレンコンはすぐに変色してしまいますが、その原因が実はタンニンなのです。

 このサツマイモと柿を黒酢を使って煮ます。黒酢には酢酸やクエン酸に加え、ビタミンやミネラル、アミノ酸がたっぷり。さらに、シナモンを加えることで絶妙な味わいに変身します。香り成分のオイゲノールを含み、白血球を増加させる効果があるシナモンは“黄金の若返り食材”。抗酸化物質やミネラルも豊富で山瀬家の食卓でも活躍するそうです。


◆材料(2人分)

・サツマイモ 1本

・柿 1個

・レンコン 100グラム

・鶏肉 200グラム

・絹サヤ 4枚

・ニンニク、ショウガ 各1片

・オリーブ油、シナモン 適量

〈煮汁〉

・水 200CC

・黒酢 100CC

・オイスターソース 大さじ2

・はちみつ 大さじ3

◆作り方

(1)…鍋にみじん切りしたニンニク、ショウガ、オリーブ油を入れて火にかけ、香りがたってきたら一口大に切った鶏肉を入れて表面に焼き色をつける。

(2)…(1)に5ミリ幅に切ったサツマイモとレンコン、食べやすい大きさに切った柿を入れて炒め、全体に油が回ったら、煮汁の材料、シナモン少々を入れて汁気がなくなるまでコトコト煮込む。

(3)…具材が軟らかくなったら、彩りでさっとゆでた絹サヤを添えて、できあがり。

 ◆山瀬理恵子(やませ・りえこ)1977年生まれ。北海道出身。小学校教諭を務めた後、山瀬功治(現J2福岡)と2003年に結婚。夫の両膝のけがを機にアスリートが最大限に力を発揮できる料理の研究を始め、故障を克服して日本代表でもプレーした夫を支える。フードコーディネーター、アスリートフードマイスターなど数々の資格を持ち、食や栄養に関する講演活動も行う。

 

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