ぐっすり眠りたい夜に「カキとカボチャの安眠スープ」

 スポーツに打ち込む子どもを持つお母さん、毎日の食事メニューに頭を痛めていませんか? このコーナーではサッカー日本代表でも活躍したJ2アビスパ福岡・山瀬功治選手の妻、理恵子さんが考案したアスリートに適した食材で作る「アス飯(めし)」のレシピを紹介します。

 十分な睡眠はスポーツで最大限の力を発揮するための大切な要素。ぐっすり眠って良好なパフォーマンスを発揮させてあげるために「カキとカボチャの安眠スープ」を作ってあげましょう。安眠効果抜群の食材が“夢の共演”を果たした一品。子どもだけではなく、大人の方にもおすすめです。

 睡眠不足につながるストレスなどを取り除くには心を落ち着かせる必要があります。心=脳のバランスを整える神経伝達物質を作るのはタンパク質。今回のスープはカキや鶏ひき肉、豆乳などを使っているのでタンパク質をしっかりと摂取できます。カキには興奮を抑えるカルシウムも豊富。カルシウムと一緒に働くマグネシウムも多い有能な食材です。

 もう一つの主役はカボチャ。昔から「冬至にカボチャを食べると風邪をひかない」と言われるように栄養が豊富で、タンパク質を神経伝達物質に作り替える際に必要なビタミンCの摂取が期待できます。さらにベータカロテン、ビタミンEといった栄養分には抗酸化成分も含まれています。

 カボチャには興奮を鎮め、リラックスした気分をもたらすGABA(ギャバ)も入っています。理恵子さんも「体を温めてくれる食材なので、安らかな眠りを誘います。皮ごと摂取して栄養を余すことなくいただいてください」とイチ押ししています。

 レシピの最後に加える材料も豪華。脇役と思われがちなパセリは「実はハリウッドスター級の栄養の宝庫なんです」と理恵子さん。ビタミンCはもちろん、ポリフェノールの一種で香り成分のアピイン、アピゲニンが含まれており、精神を安定させる効果も期待できます。アピインなど約40種類もの香り成分を含むセロリをパセリの代用にしてもいいでしょう。

 パルメザンチーズのカルシウムは吸収率が高く、効率的に摂取できます。アミノ酸も多く、グルタミン酸などのうま味成分もたっぷり。マグネシウムも凝縮されています。さらに「幸せホルモン」の別名を持つ神経伝達物質で、睡眠を誘うセロトニンの材料となるトリプトファンも含まれているんです。

 安眠効果抜群の食材が夢の共演を果たした今回の一品。リラックスしすぎて寝坊…なんてことにならないようご注意を。

◆材料(2人分)

・カボチャ 200グラム

・鶏ひき肉 100グラム

・カキ 6粒

・豆乳 400CC

・水 20CC

・ニンニク 1片

・パルメザンチーズ、パセリ 各大さじ1

・オリーブ油、塩、こしょう 適量


◆作り方

(1)…鍋にオリーブ油、みじん切りしたニンニクを入れて火にかける。香りがたってきたら皮ごとさいの目に切ったカボチャを入れ、軟らかくなるまで炒める。

(2)…(1)にカキと鶏ひき肉を入れ、鶏ひき肉の色が変わったら、豆乳、水を加え、沸騰する直前に弱火にし、3分ほど煮る。

(3)…パルメザンチーズ、塩、こしょうで味を調え、みじん切りにしたパセリを散らす。

 ◆山瀬理恵子(やませ・りえこ)1977年生まれ。北海道出身。小学校教諭を務めた後、山瀬功治(現J2福岡)と2003年に結婚。夫の両膝のけがを機にアスリートが最大限に力を発揮できる料理の研究を始め、故障を克服して日本代表でもプレーした夫を支える。フードコーディネーター、アスリートフードマイスターなど数々の資格を持ち、食や栄養に関する講演活動も行う。

 

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